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わかったつもりはあぶない

毎日接することで相手の性格がみえてくる。でもそれはほんの一部で、それだけをみてわかったつもりになるのは危険だと思った。

学童に入会するとき、どんなお子さんなのか好き嫌いなど簡単にプロフィールを書いてもらう。

そこに書かれている内容と実際接してみたときの内容が、ん?ってことがある。あと、わたしに慣れてきて明らかになめた態度をとる子どもも出てきた。段々とこどもたちの性格が見えてきた。でもそれはほんの一部分。

性善説で考えているけど、善悪わかる年齢でもその行動するか…ととても手を焼く子もいる。息子の未来かもしれない、未来の顧客かもしれない。そう思いながらいつも対応しているが、いい加減にしろ!と思うこともある。

声を荒げたら負けのような気がしてまだやってない。他スタッフが声を荒げているのをみると、あれは指導とか叱るというより完全に怒っているようにみえる。子ども達の口からも「怒られた」としか聞いたことがない。

実際叱ると怒るって難しくて、正解はほぼ受けてが決めてしまう。やったらあかんことを冷静に指摘しても「怒られた」と言われる。怒ってはいない。ムカついてもないし腹も立ってない。うまく叱れていない問題。

毎日笑顔だけで過ごせればみんなハッピーだが、学校で家で嫌なことがあったら学童ではわがままやりたい。そんな感じなのだろうか。もしそうだったとしたら大変迷惑な話だ。だが、それでその子がまた今日も生きていこうと思えるならそれはそれで良いと(少しは)感じられる。

親からのプレッシャーを感じている子が少なくとも数名いることが最近子どもたちと話していてわかった。勉強に厳しい親御さんもそりゃおるでしょう。習い事めっちゃしとる子もおるし、長期休みに宿題以外の勉強をしている子もいた。すごいね、君たち。

宿題を早く終わらせて早く遊びたい!が子ども達の共通のおもいだが、それでも相当時間がかかる子たちがいる。量が多いわけではなく全くやる気がない。集中力?なにそれ。状態。

以前、やる気スイッチについて記事を書いたが、毎日その子たちのやる気スイッチを探している。

あまり言いすぎても他スタッフと同じ対応になると思い50歩ほど引いて声掛けしているが、遠すぎるか?でも他スタッフはほんとほぼ毎分「早く宿題して!!」って言う。それにわたしまで加わったらもう断固拒否!ぐらいやりたくなくなるのかなぁとか考えるとあまり言えなくなる。やりたくないよね。めんどいよね。わかるもん。どこまで意味あるんあれ?

うちの学童のルールに則ったうえで、わたしはわたしのおもいでやっていく。ひとりぐらいちょっと違う人がいてもよくないかい。

親にプレッシャーをかけられていることも普段話していた雰囲気からは全然感じ取れず結構驚いた。やはり話してみないとその子の環境も性格もわからない。行動を裏付けるするきっかけを思いがけず知ることになることもある。

数回話しただけで、学童の様子だけで「この子はこんな子」と思うのは本当に危ない。気を付けなければいけないし、わたしのことももっと知ってもらってどんな人という印象かいつか聞いてみたい。


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