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やる気スイッチを押した瞬間

昨日お昼ごろ保育園よりお電話で息子が熱を出したと連絡があった。
仕事を探すうえで、この突発の事態をどこまで許してもらえるかがすごく大きい。学校への仕事も、学童も突発の事態が起きても、ありがたいことに「どーぞどーぞ」と言ってくれる。

働くお母さんはみなこの事態に陥る可能性はあって、その度なんとも言えない感情になるのではないかと想像してしまう。誰にとっても休みやすい、遅刻早退がしやすい職場が当たり前になるとええよね。

助け合いや思いやり、歩み寄ることってこれからの時代もっと必要になってくる。わたし自身が苦手だが、助けてほしいとか頼りたいって言いづらい人が言える環境が良い。

そのためにも子どもの頃から自発的に発言できるとええんかな。そんなお手伝いがしたい。困ったら人に言うんよ。って教えてあげたい。

わたし自身子どもの頃から母に『わからんかったら人に聞きな』と言われてきた。小学校6年の時、ひとりではとこがいる大阪に特急に乗って行ったが、駅員さんに聞きまくった気がする。とにかく聞けば教えてくれる。

オーストラリアへ留学していた時は、拙い英語で質問しまくった。それが勉強にもなるし、コミュニケーションにもなるし、ほんまに助けてほしかったで聞いた。何度優しさに泣いたか。そうやって優しさにふれると自分も優しくいようと思えるし、その方が絶対に得。なはず。

学童で子ども達に接するときはできるだけ笑顔を意識している。最初は子ども達に対して何もできないからせめて笑顔で挨拶しよう、接しようと思って意識しつつ自然と笑顔で接していた。2カ月経ったごろからか、環境にも慣れて、子ども達のこともなんとなくわかってきて業務をこなすことに一生懸命になっていつの間にか笑顔が減っていた。

それに気づいたとき、慣れ怖!!!と思って、今はめちゃくちゃ意識して笑顔でいます。子どもが揉めたりわめいたりしてこっちも必死で大きい声出すときもあるけど、できるだけ笑顔でいる。

それだけで子どもも変わる。間違いなくわたしへの態度というか雰囲気が違うと感じる子がいる。

その子はとにかく集中力が続かない。注意散漫でなかなか宿題に取り掛からない。取り掛かっても30分で漢字2文字書いた。ぐらいの進捗でいろいろビビる。そしてしっかり注意され最終的にひとりで宿題をしている。なんてことがある。

先日「わからない」と算数の計算について質問してくれて、解説してあげた。そしたら『そういうことか、わかった』と急にドリルを解きだした。理解してくれたことも嬉しかったが、明らかにやる気スイッチを押したわたし。ってのも嬉しかったし、集中して問題を解き始めたことも嬉しかった。

やはりどんな子もやる気スイッチがある。うまく探して押してあげられたら集中してできる。目の前でそれがみれて感動した。

毎回こんなうまくいくことはないやろけど、それでもみんなやれば変わるってことをみせてもらった。わたしも毎日が試行錯誤。ひとりひとりやり方を変えて、その子にあった接し方を探している。学童を辞めるとき、辞めないで!!と子ども達に言われることを目標に、明日からもまた子ども達と真正面から向き合っていこう。


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