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【ゲーム感想】「アタシは君の想像の産物に過ぎない。」ーHazy Mind

※この記事は「ホラー」「精神的恐怖」を含んでいます。苦手な方はご注意ください。



はじめに

こんばんは。
かぐやです。

今回は、
『Hazy Mind』というゲームが
どのようなゲームなのか?
このゲームをプレイしてどう感じたのか?
について書いていこうと思います。






どんなゲーム?


自分の部屋で目覚めたはずなのに、名前も年齢も時間も場所も家族も過去もなにもかも思い出せない。なにひとつ記憶がない。

混乱してると、見覚えのない人に出会った。誰だろう?なんで家にいるんだろう?

でも、やっぱりわからない。なんでなにも思い出せないんだろう?

答えを得るには、この知らない人と話さなきゃ。信じていいのか、用心したほうがいいのか……自分次第。なにも覚えていない、自分次第。

出典:Steam "Hazy Mind" ストアページ


※写真はゲーム内のものを使用しています。


「Hazy Mind」は、ウクライナのインディーゲームデベロッパーが手掛ける精神的ホラーアドベンチャー。
2024年3月4日、Steamでリリース。
日本語対応もしています。

このゲームは、眠るたびに記憶を失う主人公の不安と恐怖を描いたビジュアルノベル。
プレイヤーは、謎の少女との会話、部屋の探索を通じて、少女自身の真実を紐解いていきます。
最終的には、選択肢によって異なる7つのエンディングを見ることができ、全てのエンディングを見た場合、シークレットエンディングを見ることができます。




プレイしてみて

※以下、「Hazy Mind」のネタバレが含まれることがあります。ネタバレが苦手な方はご注意ください。




このゲームを一通りやりましたが、
どの場面においても、イラスト、音楽、文章が主人公の不安、恐怖心の表現の演出としてとてもクオリティが高く、また英語ですがセリフがボイス付であったり、ストーリー全体を通して文章が読みやすく、世界観への浸りやすさを感じました。

特に冒頭の表現は、プレイヤーに不安や恐怖を煽る文章としてかなり秀逸。

ストーリー全体の話もまとまっており、「精神的恐怖」ジャンルとはいえどビックリ要素なども多くはないため、途中で挫折することなくプレイしやすいかな、と思います。

ただし、ゲーム全体を通して、「自殺」の話が付きまとうため、選択次第では心が痛くなるシーンもありました。プレイする際には注意してください。

個人的に内容が少し物足りないかなとも感じましたが、内容そのものは綺麗にまとまっています。
メタ要素も所々に。


ゲームの雰囲気、世界観を楽しみたいという方にはとてもお勧めできるゲームです。

ゲームの内容について、
端的に言ってしまえば、ゲームの全体を通して語られる話は半分が「噓」であり、不明点に関しては後々答え合わせがある
そして、最終的に7つの分岐エンディングとシークレットエンディングを通して、主人公は救われないし、救うこともない


少女の日記から


考察要素等はストーリー内またはエンディングで不明点について言及されるので、ほとんどないかなと。
しかし、作品中で話が補完されているため、プレイ後のモヤモヤ感は少ないかなと思います。


エンディングに関しては、
・抗鬱剤の量
・怪物との会話
・行動の選択
・最後のモラナとの会話
が分岐点かなと。
(詳細な攻略は各自で調べることをおすすめします。)


セーブ&ロード機能と、既読ストーリーをスキップ(早送り)することができるため、エンディングを回収しやすい作りにはなっていますが、全てのエンディングを回収するのにそこそこ時間がかかります。


ストーリーをじっくり読んで一周1時間程度。
既読ストーリーをスキップしながら全てのエンディング&称号解放をして2時間程度かかったので、3時間前後でクリアできると思います。


まとめ

私が「Hazy Mind」をプレイして感じたことをまとめると、

・イラスト、音楽、文章の完成度が高く、ゲームの雰囲気や世界観に没入しやすい。
・ビックリ要素などは少なめで、プレイしやすい。
・作品内で内容が補完されているため、後味の悪さは少ない。
・内容の物足りなさ、分岐条件の複雑さが個人的に惜しい。

ストーリーが作品内で完結しており、世界観の完成度も高いので、
「精神的恐怖のゲームをやってみたい」
「ゲームの世界観に浸りたい」

という方におすすめです。




おわりに

最後まで記事を読んでくださった皆さん、ありがとうございます。
興味を持ってくれた方は、他の記事も読んでいただけると嬉しいです!



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