見出し画像

【本屋ライター、和氣正幸さんへインタビュー】本屋の本屋”Bookshop Traveller”

こんにちは。YouTuber”インタビューズ”の「ひがす」です。「インタビューズ」というYouTube番組でいろんな方のお話を聞いています。

今回お話を聞いたのは、本屋ライターの和氣正幸さん。

本屋を紹介する本屋「本屋を旅するBookshop Traveller」(下北沢)を運営されています。

インタビューにあたり、ご本人に関する記事をまとめました。

私、「ひがす」の調査メモのようなものですが、インタビューズでお話を聞かせていただく前後に集めた情報を、ご紹介します。

★和氣正幸さんの経歴

和氣正幸さん(本屋ライター)
『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)や『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)など、本屋に関する数々の著書を執筆し、全国で合計300軒以上の本屋を取材してきました。本屋を紹介するポータルサイト「BOOKSHOP LOVER」を運営しています。(2020年の記事より)

1985年ー生まれ。
2009年ー早稲田大学第一文学部卒。
2010年ーサラリーマンを続ける傍ら、小さな本屋の魅力を伝える活動「BOOKSHOP LOVER」を始める。
2015年ー独立。
2018年ー「本屋を紹介する本屋」をコンセプトにした「Bookshop Traveller」を始める。
2020年 ー9月から時事通信社にて全国地方紙に配信の全15回連載「独立書店の本棚」など各種媒体へ寄稿。
2020年ー10月 NHK Eテレ『趣味どきっ!(火曜)こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ』に本屋案内人として全8回を通して出演した。

Twitter:https://twitter.com/wakkyhr 
Instagram:https://www.instagram.com/bookshop_traveller/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCrGJcEy9O0JMjL9FTuub4Tw

★主な著書

2017/6/20  『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(ジービー)
2018/07/25  『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)
2018/8/21 『全国 旅をしてでも行きたい街の本屋さん』(ジービー)
2020/10/29  『続 日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)

★ひがすが印象に残った記事

★和氣さんおすすめの本

★和氣さんの本棚

画像10

この写真については、インタビューの第5話(最終回)にて詳しくお聞きします!

さらに和氣さんより、Bookshop Travellerで販売している本たちの写真をいただきました。ぜひ、実際のお店でご覧ください!

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8


★ひがすの印象に残った記事(抜粋)

◆本屋巡りを始めたきっかけ。
https://www.waseda.jp/inst/weekly/features/specialissue-bookshop1/
以前、本とは全く関係のない一般企業で会社員をしていたのですが「独立して本屋をつくりたい」と考え、そのリサーチとしてさまざまな本屋を紹介し始めたのが、本屋ライターとして活動を始めるきっかけでした。

和氣さんは、大学時代にアルバイトをしていた「BOOKOFF」で本や本屋の面白さに目覚めたものの、大学卒業後には、一般企業に就職しています。

はい。しかし働き始めると、自分が組織の中で働くことには向いていないことに気付かされ、独立を考えるようになっていきました。どんな仕事がいいかな…と考えたときに思い至ったのが、大学時代から触れていた本屋の世界です。

ただ、調べてみると、本屋になるためには高いハードルがあった。あるサイトを見ていたところ、「駅前に10坪の新刊書店を開くのには数千万円が必要」と書かれていて、絶望的な気分に…。また、古本屋を始めるにしても、開業するための知識やつながりもありません。

そこで、本屋について知るために、現在も続く「BOOKSHOP LOVER」のサイトを開設し、本屋を紹介するブログを始めたのが会社員時代の2010年。ちょうど、インターネットの世界でもブロガーが多く出始めたころでした。

◆会社員時代にお気に入りだった本屋さん。
https://www.waseda.jp/inst/weekly/features/specialissue-bookshop2/
残念ながら昨年の2019年に閉店してしまいましたが、大阪・心斎橋にあった「スタンダードブックストア」ですね。1フロアで200〜300坪くらいある広い店舗面積に圧倒された!1階には雑誌、マンガ、カルチャー系の本がズラッと並び、さらに、エスカレーターを降りて地下に行くと…! そこには、文学系もあるし食関係の本も豊富に取りそろえられていたんです。そんな空間の中に身を置いたら、もう、わくわくした気持ちが止まらないっ!!

◆いま、町の本屋さんに来客があるか?
https://maetoato.com/109/
そこが面白くて、最近時事通信社さんで毎週月曜配信する連載を全15回でやってるんです。こんな状況なんで、基本オンラインでの取材なんですけど。以前取材した書店にもう一回オンラインで再取材すると、営業時間が短くなってるんだけど、売り上げが変わらないと。僕が取材するような個人の独立書店は、ファンが本を買いに来るわけじゃないですか。お客さんが店に合わせるんですよ。結果的に、夜遅くやるのはむしろ無理してたなって。

とある本屋さんは、もう子どもができたので、ちょうどいいからしばらくこれでやろうみたいなことを言ってました。何件か取材を重ねて聞こえてきたのは、以前と別に変わんないし、むしろ閉店時間を早くしても変わらないので、以前のは何だったんだみたいな。そんな無理してやることじゃないし、世の中的にいいんじゃないかって声を聞いて、「ああなるほどな」って。特に地方であればあるほどね。

◆本屋巡り。
https://maetoato.com/109/
ウチの店のオリジナルの香りをつけた栞を作ったんですけど、各地の本屋に直接行って、その栞をお店にある僕の続巻に挟みに行く予定で。ついでに各書店の方とラジオをしましょうと。もし許可がもらえたらアーカイブにしていこうと思ってます。書店めぐりツアーでやろうと思っていて。

★【おまけ】本屋業界について

最後におまけです。ひがすが個人的に参考にした資料です。

◆2020年紙+電子出版市場は1兆6168億円で2年連続プラス成長
https://hon.jp/news/1.0/0/30504

◆リアル書店とインターネット経由の出版物の売上動向(2019年公開版)
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20191007-00144733/

画像3


◆書店数が減少。
http://www.garbagenews.net/archives/1985414.html

画像2

◆外出制限により、実店舗での売上は減少している。(2020年)
https://netshop.impress.co.jp/node/7379  

画像4

◆【LINEリサーチ】高校生の約8割がふだん「読書する」と回答。「紙の本」派が8割超、「電子書籍」派は1割未満と少数 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002876.000001594.html

(編集:ひがす)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?