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【まとまった勉強時間が取れなくても使いやすい】1冊で複数レベルのスペイン語文法を勉強できる問題集

こんにちは、セルバンテス書店スタッフです。
今日は人気のスペイン語文法問題集、GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL シリーズについてです。

棚に並んだ姿もとてもかわいらしいですね

カラフルな見た目がかわいらしいこのシリーズ、当店でも根強い人気があるのでご存じの方も多いかと思います。このシリーズは、タイトル通り1冊に2レベルか4レベルといった複数レベルが入っていて、しかも書籍の構成がシンプルで見やすい、と、とても使い勝手が良いんです(サイズは大きめですが…)。
そしてこの構成がシンプルという点が、一度の勉強に多くの時間を割けない方にとってすごく助けになります。理由は後ほど書きますね。

まずレベル分けは▼
黄色…Aレベル(初級)/A1-A2
青色…Bレベル(中級)/B1-B2
緑色…Cレベル(上級)/C1-C2
赤色…A~Bレベル(初級~中級)/A1-B2

赤色のテキストのみ、A1~B2までの範囲を扱うので、スペイン語文法の基礎は一通りカバーしています。

ちなみにどのレベルも中身は白黒で答えは巻末にあり、音声は付録していません。

はい、では内容へ。


1冊で複数レベル勉強できる優れもの

なんといってもこの書籍の特徴は、1冊に複数レベル入っているということ。今学習中のレベルにプラスして復習または予習ができる点がとても良いです。

ということで、こんな方におすすめ。

・B1を勉強中だが、今後B2にも進むので予習も兼ねた文法問題集が欲しい。
・A1が終わってA2へ進んだが、現在勉強中のA2の文法事項を抑えつつA1の復習もしたい。
・以前スペイン語を勉強していたが、少し離れてしまったため、全体的に復習をしたい。

1つのレベルの文法事項をより細かく勉強したい方は、もちろん1冊で1レベルを扱う問題集を選んだ方が良いと思うのですが、復習や予習も兼ねた勉強をしたい方にはこの問題集はおすすめです。

特に1つ前のレベルの復習ができるというのはとても良いですよね。わからない箇所をそのままにせず、改めて学ぶことができます。

勉強しやすい(そして見やすい)見開きで1課という構成

ここがまさにこの問題集の使い勝手の良さを決めていると思うのですが、見開きで1課(1テーマ)ということは、「この問題集は勉強のペースやスケジュールが組みやすい1冊なのでは?」ということです。

見ずらいですが左ページが Teoría で右ページが Prácticaです

各文法事項が細かく課として分けられているので、1つの文法事項(テーマ)の説明と練習が見開き1ページで完結します。
見本の画質が悪く見づらいですが、左側が各文法事項の用法の説明 Teoría で右側のページが練習問題 Práctica です。
(残念ながら版元が見本の公開をやめてしまったため、これしか手元に残っていませんでした…)

さらに、練習問題は、非常にシンプルな構成のものが多いです。シンプルとはどういうことかというと、たとえば…

・正しいものを丸で囲みなさい
・空欄に当てはまる語を以下の一覧から選び書き入れなさい
・以下の文をそれぞれ○○の形に書き直しなさい
・以下の語を正しい形に直して空欄を埋めなさい

のような感じです。左ページで習ったことを右ページの練習問題で解けるのも、わからないことがあってもすぐ左に解説が書いてあり参照しやすいです。この解説どこだっけ…とページを遡らなくて良いというイメージです。
また、このシンプルさが勉強していて疲れにくく良いです(ある意味単調なので、もしかしたら飽きてしまうという方もいるかもしれませんが…)。

まとまった勉強時間が取れない方でも使いやすい

(ここからは私個人の実際に使ってみた感想を踏まえた話になりますが)

このように見開きで1課が完結する文法問題集ってあまりなく、これが意外と1回に勉強する量としてはちょうど良いと感じました。

今回記事にしている GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL を買って持っているんですが、そこで実際解いてみて初めて、見開き1ページ完結なら、「説明を読んでその練習問題を解く」、これが一回の勉強でできる!と気づきました。
ちなみに、先ほど書いた練習問題のシンプルさというのも、短い時間の中で勉強することにとても適していると感じました。

文字だけだとどうもうまく表現できないので、私の体験をもとに作ってみました。

なので、休みの日にがっつり長時間勉強する、ではなく、毎日少しずつ、週に何回か少しずつ勉強するといった勉強スケジュールの場合、「1日1テーマ勉強する」といった進め方ができるので、その点では GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL は勉強しやすいと感じました。
もちろん、休みの日に勉強DAYを作れば一日に複数のテーマを勉強できます。

で、なぜこう感じたかというと、私は Anaya ELE en Gramática B2 でも勉強していたのですが、1つの文法事項(1課や1テーマ)にだいたい6~7ページ?費やされるので、まとまった時間が取りづらい場合、1課終えるのに何日かかかって、どうも身についている感が薄かったんです。

こちらが私の Anaya ELE enのGramática B2。私物感&使用感…

たとえば、夜家に帰ってから勉強すると、1回じゃそのテーマの全ては終わらないんです。その日のうちに練習問題にたどり着かないというか…(自分もっと頑張れですが)。一度の勉強だとだいたい説明パートの途中で終わって、続きはまた別の日…そうすると前に勉強したことを忘れてるので、ちょっと見返すところから始めて…みたいな。
(ただ、Anaya ELE en Gramática B2 は、1冊で1レベルを扱うので、各文法事項がとても細かく説明されている点はかなり良いです!とても好きな問題集ということも伝えておきます)

スペイン語でスペイン語文法を学ぶことについて

最後に…これ、毎回書いている気がしますが、スペイン語でスペイン語文法を勉強するのは難しそう…と思いますよね。でも意外と、スペイン語で説明された方がしっくりくることや、「知らなかった!」という発見があったりするのがとても面白いんです。

たとえば、スペイン語の勉強を始めたばかりでいきなりこのタイプの問題集を使うともちろん難しく感じるかと思いますが、以下のような使い方をすると、面白い発見がたくさんあってなるほどな~となります。
(もちろんDELE対策として使うのもおすすめです!)

・一度勉強し終えたレベルの復習に使ってみる
・和書(日本語で書かれた文法書)で勉強した後に使ってみる

スペイン語でインプットもアウトプットもすることは、DELEにも直結しますし、まずは復習がてら使ってみると良いのでは?と思います。最初におすすめしたように、GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL なら1冊に2レベル入っているので選びやすいですよね。

おわりに

GRAMÁTICA DE USO DEL ESPAÑOL の魅力が伝わったでしょうか?
問題集選びはいろいろ種類ある中から自分に合ったものを見つけることが本当に大切だと思うので、少しでも参考になれば嬉しいです!

今日はこんな感じで終わりたいと思います。
ではまた。


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