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ヴィブラニウムとウルの関係性

MARVEL原作の映画シリーズ、MCUに於いて最強の武器は何か。多くの意見が寄せられると思うが、私は武器そのものではなく素材がその強さの優劣を決めると思っている。

MCUで最硬の物質は一般的にはヴィブラニウムと言われている。キャプテン・アメリカの盾やブラックパンサーのスーツ等に使われる、ワカンダのみで採掘可能な金属だ。
しかし宇宙にはウルと呼ばれる金属もある。シリーズを追った人でも馴染みの薄い名前だとは思うが、ムジョルニア等の原材料でニダベリア在住のエイトリらが扱う(エイトリ以外死んだけど)金属だ。

私はこの2つの金属は同一のものではないかと考察する。今から根拠を書き並べていくにあたって、映画しか追ってない素人のガバガバな思考が記されている可能性があるが、どうか大目に見てやって欲しい。

まずヴィブラニウムの基本性能から。

・銃弾を当てても傷1つない
・50m程の高さから落下しても衝撃を吸収する
・打撃だけでなく光線などの科学兵器にも耐性がある
・吸収した衝撃を溜め込み放出できる
・手榴弾を包んでも爆風はほとんど漏れない
・神のブン殴りにも耐える

などといった脅威的な頑丈さを持っている。

ではウルについて。
ニダベリアに住むドワーフが使う金属で頑丈。だけでなく彼らが加工する事で神秘の力を宿すことが出来る、という。
「ドワーフが」という部分はファンタジーな雰囲気があるが、要するに優れたクリエイターが作れば優れた道具が作れるよってことだ。
劇中ではソーの扱うムジョルニアとストームブレイカー、そしてサノスのインフィニティガントレットだ。どれも人智を超えた能力がある。

両者が何故同一の物質であると考察しうるか。まずは当然ながらその頑丈さだ。神の攻撃に耐えられるヴィブラニウムと神が扱っても壊れないウル。同一かそれに近い硬度を持っていると言える。エンドゲームではキャップの盾がサノスによって破壊されたが、ルッソ監督曰く「サノスのあの武器はウル製(かもね)」と匂わせているので納得のいく展開ではないだろうか。
次にワカンダについて。国王はワカンダにしか生えない神秘のハーブによって力を得てブラックパンサーになる。じゃあそのハーブってどうしてワカンダにしか無いの?という話。思うにヴィブラニウムの含まれるワカンダの土壌がそうさせたと考えられるのではないか。物質1つで神秘の力を持った植物が自生する。ウルに由来すれば何ら不思議ではないはずだ。また、単なる優れた物質が国際社会を欺き鎖国を貫くのは不自然。ワカンダはヴィブラニウムを使い地球の常識をはるかに超えた科学力を実現させたと見ることが出来る。
そして極めつけはヴィブラニウムは宇宙から飛来した物だという点。もしこれがニダベリアからの飛来物だとしたら…?全ての辻褄が合うはずだ。

まとめると
・ニダベリアには最硬の金属がある
・ウルを熟知したドワーフの手にかかると人智を超えた力を発揮する武器が作れる
・その1部を何らかの拍子に地球へ落とした
・それをワカンダ人はヴィブラニウムと呼称
・ヴィブラニウムの力で科学が飛躍的に向上
・但し人間はドワーフの技術力に追いついていない

まぁ、双方のより具体的な説明が劇中でまだ明かされてないから無理矢理こじつけることが出来ただけなので、今後この考察が根底から否定されることもあるのだが。

ともあれこれらの理由でヴィブラニウムとウルは同一の金属であるという考察に至ったわけだ。

コメント等で意見を募集。拝読頂きありがとうございました。

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