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なぜ「SESはやめとけ」と言われるの?闇が深いとされる6つの理由と優良SESの見分け方

「エンジニアキャリアのファーストステップとしてSESに興味あるが、SESはやめた方がいいよ」

という声を聞いたことがあるかもしれません。

今回は、「SESはやめとけ」と言われてしまう6つの理由と、実際にSESが向いている人と向いていない人の特徴もご紹介します。また、記事で紹介している「優良SESの見分け方」を読めば、モチベーションを維持しながらSESとしてキャリアを築けますよ。

ぜひ最後まで読んでみて下さい。

SESは派遣サービスの1つ

SES(System Engineering Service)とは、ソフトウェアやシステム開発・運用・保守といった特定の業務に対して、クライアント先にエンジニアの技術力を派遣するサービスです。システム開発における業務委託型のサービスであり、IT業界における契約形態の1つです。

SESはエンジニアの契約形態の1つの名称であり、業務内容や職種を指すわけではありません。IT業界において契約形態は大きく分けて、2つあります。

1つ目は成果物に対して報酬を支払う契約で、2つ目はエンジニアの労働に対して報酬を支払う契約です。SESは後者のエンジニアの労働に対して報酬を支払う契約に該当します。

また、クライアント先は、SESエンジニアに対する指揮命令権をは持っていないため、残業を頼んだり休日出勤を命じたりといったことはできません。

業務の効率化のため、クライアント先で仕事をすることはありますが、人材派遣をしているわけではない点は理解が必要です。エンジニアへの指揮命令権は、契約を受注した企業が持っています。

SESエンジニアの年収

厚生労働省の調査によるとシステムエンジニアの平均年収は約550万円です。

エンジニアの種類によって平均年収は変わり、SESエンジニアは一般的に500万円が限界といわれますが、エンジニアとしてITの知識やスキルを身につければ年収を上げることが可能です。

また、フリーランスや独立契約者として直接クライアントと契約することで、年収を上げられます。直接契約で期待できることは、仲介手数料をカットし収入を最大化させたり、事業会社のソフトウェアエンジニアとして転職したりでき、パフォーマンスに基づいた賞与やストックオプションなどの追加のインセンティブです。

求人サービスの「インテントキャリア」では、SES未経験でも応募できる求人や、キャリアアップを狙えるフリーランスエンジニア向け求人を取り扱っています。

なぜ「SESはやめとけ」と言われるのか?闇深いとされる6つの理由

「SESはやめとけ」と言われる理由は、次の6つです。

  • 業界の構造上、給料が低くなる

  • プロジェクトによってはスキルアップできない

  • プロジェクトが決まるまで時間がかかり不安になる

  • 職場環境が自分に合わない

  • プロジェクトごとに仕事を覚え直さないといけない

  • プロジェクトごとに1から人間関係を築かなければならない

それぞれ詳細を確認していきましょう。

理由1.業界の構造上、給料が低くなる

SESエンジニアは、SESという契約形態による影響で、他のエンジニアと比べると収入が低いことがあります。

SESエンジニアは、報酬がまずSES企業に支払われ、その企業が利益を差し引いた後にエンジニアに給料が支払われる仕組みです。このため同じ働きをしても、直接雇用されているエンジニアや直接クライアントと契約するエンジニアよりも、SESを通じて働いているエンジニアの方が給料が低くなる傾向があります。

またSESエンジニアは、エンジニアの経験が少なくてもできる下流工程の仕事が多いため、給料が低いことが多いです。

下流工程の仕事は、具体的な製品や成果物の開発に直接関わるため、技術的なスキルや知識が求められますが、上流工程の仕事である「プロジェクト全体の設計や方針決定」に比べると、経験や高度な専門性が少なくても参加しやすい側面があります。

中には上流工程の仕事を任される人もいますが、一部のSESエンジニアだけであることを理解しておきましょう。

理由2.プロジェクトによってはスキルアップできない

SESはクライアントの指示に基づいた仕事のみに取り組むことができるため、関心のある言語を業務を通じて学ぶ機会が限られています。時折、スキルアップにつながるプロジェクトに参加できることもありますが、未経験のエンジニアはスキルが不要な仕事を割り当てられがちです。

例えば、システムのテストや修正といったスキルがなくてもできる仕事を任され、スキルアップできずやりがいも感じられないまま仕事を続けなければならない可能性があります。

エンジニア職としてキャリアを構築していきたい人は、SESエンジニアでは物足りないと感じるかもしれません。

クライアント先やプロジェクトによって、身につけられるスキルが変わるため、エンジニアの中でSESエンジニアの働き方は「案件ガチャ」と呼ばれています。

自分が伸ばしたいスキル以外が求められ、「案件ガチャ」で外れたと感じることもあるかもしれません。しかし、未経験である間は、関わったプロジェクトを最後までやり遂げましょう。実績を評価されれば、自分が望むプロジェクトに携われるチャンスが訪れるはずです。

理由3.プロジェクトが決まるまで時間がかかり不安になる

SESは、自分が働きたいと思い、クライアント先からも働いてほしいと思われた時にプロジェクトが決まるため、この需要と供給が成り立たなければ仕事はできません。

プロジェクトが決定するには、クライアント企業が求める人材像にマッチしているかどうかを判断するために、クライアント先と顔を合わせるSES面談が必要です。SES面談が上手くいかないと、なかなかプロジェクトが決まらず不安になることもあります。SES面談で落ちることが多いと、次のプロジェクトが決まりにくいこともあります。

また、SES面談を通過しプロジェクトを無事終えられても、次のプロジェクトも決まるのかと不安は尽きません。

次のプロジェクトを待っている期間、会社からお給料が減らされる可能性があります。一般的に通常の6割程度しかもらえないとも言われています。お給料面も不安になる要素のひとつです。

理由4.職場環境が自分に合わない

SESエンジニアは、クライアント先によって環境の変化が大きく、自分に合った環境ではない場合があります。

主にクライアント先での勤務のため、プロジェクトが終わると職場を移らなければなりません。職場ごとに環境が変わるため、自分に合わないと感じることもあります。

ある程度事前に職場についての情報は共有されますが、職場の人間関係や雰囲気は実際に働いてみないと分からないことも多いです。

プロジェクトのメンバー間でコミュニケーションを積極的にとることで、職場環境に慣れることができるでしょう。どうしても、環境が合わないと感じる時は、プロジェクトを変更してもらうことも検討しましょう。

理由5.プロジェクトごとに仕事を覚え直さないといけない

SESエンジニアは、ひとつのプロジェクトを終えると職場を移って新たなプロジェクトがスタートするため、プロジェクトごとに仕事を覚え直す必要があります。

契約期間が短いと3ヵ月〜6ヵ月のペースでプロジェクトが変わるため、短期間で仕事を覚えて実践することが苦手な人は、ストレスに感じるかもしれません。

また同じ業務内容でも、クライアント先の業界が変わると習得しておくべき専門知識が増えるのも負担になるでしょう。前のプロジェクトで覚えた知識では通用せず、1から学び直さなければならないこともあります。

新しい仕事やプロジェクトに迅速に適応し、効率的に業務を覚えるためのコツを、より詳細に解説します。ここで紹介する4つの戦略を取り入れることで、短期間での学習と成長を実現できるでしょう。

  1. プロジェクトの目的を理解する

  2. 与えられたものだけでなく、自発的にプロジェクトに参加する

  3. メモを取り、後で見返せるように整理する

  4. 疑問点は、自分の意見を交えながら質問をする

1. プロジェクトの目的を理解する

始めに、プロジェクトの全体像と最終的な目標を把握することが重要です。これには、プロジェクトが解決しようとしている問題、目指している成果、そしてそれを達成するための期限や予算などが含まれます。目的を明確にすることで、作業がプロジェクトの成功にどのように寄与するかを理解し、優先順位を適切に設定することができます。

2. 与えられたものだけでなく、自発的にプロジェクトに参加する

単に割り当てられたタスクをこなすだけでなく、積極的にプロジェクトに貢献する機会を見つけましょう。関連する会議に参加し、意見を共有し、必要に応じて追加の責任を引き受けることで、より広い視野を持ち、プロジェクトのさまざまな側面を理解することができます。自ら手を挙げることで、新しいスキルを身につけ、チーム内での自分の価値を高めることができます。

3. メモを取り、後で見返せるように整理する

日々の業務や学びを文書化することは、情報を整理し、後で参照しやすくするために極めて有効です。会議のメモ、新しい知識、重要な手順、または疑問点など、重要と思われる情報をすべて記録しましょう。これらのメモを定期的に見直し、整理することで、忘れがちな情報を定着させ、効率的な復習が可能になります。

4. 疑問点は、自分の意見を交えながら質問をする

わからないことがあれば、ただ単に質問するのではなく、自分の考えや意見、仮説を加えて質問することが重要です。これにより、自身の思考プロセスを他人が理解しやすくなり、より具体的で有意義なフィードバックを得られる可能性が高まります。また、自分の考えを整理し、問題に対する深い理解を示すことで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。自分の意見を交えることで、相手により良い解決策を提案してもらう機会も増えます。

以上、4つのポイントを実践するだけでも、短期間で仕事を覚えられるでしょう。

理由6.プロジェクトごとに1から人間関係を築かなければならない

SESエンジニアの働き方の性質上、短期間で職場が移り変わるため、新しいプロジェクトが始まる度に1から人間関係を構築しなければいけません。

職場に馴染んできたと思った頃には、また次のプロジェクトがはじまり、新しい環境で1から人間関係を築かなければいけません。短期間で人間関係を築くのが苦手な人は、負担に思うでしょう。

職場に仲の良い人ができず疎外感を抱いたり、上司や部下と上手くコミュニケーションが取れずプロジェクトを思うように進められない可能性もあります。

人間関係に悩んでいることをSES企業に相談することで、別のプロジェクトを紹介してくれる可能性もあります。人間関係の構築に不安がある場合は、エンジニアの立場になって相談に乗ってくれるSES企業を選ぶと良いでしょう。

SESエンジニアが向いている人の特徴

SESエンジニアが向いている人の特徴は、次の5つです。

  • エンジニア未経験の人

  • 専門的、かつ幅広い知識を身につけたい人

  • 環境の変化に対応できる人

  • 人脈を広げたい人

  • 将来独立したい人

それぞれ詳細を確認していきましょう。

特徴1.エンジニア未経験の人

未経験エンジニアで実務経験を積みたい人は、SESがおすすめです。ITエンジニアの就職には実務経験が必要となることも多いですが、SESは未経験エンジニアの求人が他のエンジニアと比べ多い傾向にあります。

エンジニアは、技術職のため未経験での参入が難しいため、将来的にエンジニアとして活躍したい未経験エンジニアは、実務経験をつけるためにSESからスタートすると良いでしょう。

またSESは、育成することを前提に採用している企業もあり、教育体制が整っている企業が多いため未経験でも挑戦しやすいです。育成が手厚い企業は、基礎からプログラミングを学ぶことができ、基礎を学んだあとは簡単な仕事を経験することで、スキルアップも可能です。

ただしSES企業の教育体制に関して、実務で携わるには充分でない可能性もあります。SESエンジニアは、システム開発を行うためプログラミングスキルが必要です。

企業に頼るだけでなく自発的にプログラミングスキルをはじめ基本的なスキルを一通り習得しておくと有利でしょう。必要なプログラミング言語はプロジェクトによって異なりますが、未経験者におすすめな言語はPython・Java・C言語(※)とも言われています。

(※)出典元:【プログラミング言語に関するアンケート】現役エンジニア100名に聞いた 最も将来性の高いプログラミング言語は「Python」

特徴2.専門的、かつ幅広い知識を身につけたい人

SESは、専門的で幅広い知識を身に付けたい人におすすめです。SESエンジニアは、プロジェクトごとに必要とされる技術が異なるため、多くのプロジェクトを経験することで専門的で幅広い知識を身につけられます。新しい知識を習得したり、視野が広がったりして、エンジニアとしても人としても重宝される人材になるでしょう。

SESはシステム開発における下流工程のプロジェクトが多いですが、プロジェクトによっては上流工程に携われる可能性もあります。例えば、開発以外にも要件定義や設計に関するスキルを身につけることも可能です。

多様な経験を短期間でできるのは、SESの強みと考えられます。各職場の社員との交流から得られる知識もあるはずです。

プロジェクトによっては、自発的に学ぶ必要がある未開拓の業務内容に携わることもあるので、SESエンジニアは学習意欲が高い人ほど向いているでしょう。

特徴3.環境の変化に対応できる人

定期的に職場の環境を変えて仕事をしたい人や、同じ場所に長くいるのが苦手な人は、SESがおすすめです。職場を変えることで、常に新鮮な気持ちで仕事をすることができます。

SESはプロジェクトごとに職場が変化するため、3ヵ月〜3年ほどのスパンで職場を移ります。通常の会社だと3年といえば、職場の業務内容をおおよそ把握して中堅的な立場になる頃です。人によっては社内で部署を異動して新たな目標に向かって仕事をしたり、別の目標を探して転職を検討したりして、キャリアアップを図るタイミングです。中には目標が見つからず行動できない人もいるでしょう。

その点SESは、契約期間が終わると自動的に次の職場に移るため、自分で目標を見つけずとも常に新しい環境で仕事をすることができます。

特徴4.人脈を広げたい人

SESエンジニアの仕事は、クライアントはもちろん、他の企業に所属する人と協力する必要があるため、多くの人と会い、人脈を広げたい人におすすめです

他の企業や業界の人との関係を築くことで、仕事や転職の相談に乗ってもらえることもあるようです。また、人脈が広がることで、将来のキャリアの選択肢を増やすことができます。

人脈を広げるためには、コミュニケーション能力が重要です。エンジニアとして重要なコミュニケーション能力は、相手のニーズを正しく理解する理解力と、厳しい要求をされたときに妥協点を探す交渉力が備わっていると良いかもしれません。

特徴5.将来独立したい人

SES企業に勤めていれば専門的、かつ幅広い知識を身につけられ、人脈を広げることもできます。エンジニアとして独立するためにはスキルと人脈が必要不可欠なため、SESエンジニアは将来的に独立を考えている人におすすめです

独立すれば、会社に依存することなく自分の力で稼ぐことができます。また、プロジェクトを自分で自由に選択することが可能です。自分が持っているスキルを活かしてプロジェクトを選べるため、スキルがより磨かれクライアント先から求められることも多くなるでしょう。

SES企業で培った知識とITエンジニアの人たちとの人脈を活かして、将来的に独立して仕事を受注する人もいます。

SESエンジニアが向いていない人の特徴

SESエンジニアが向いていない人の特徴は、次の5つです。

  • 高い年収を求めている人

  • 実務経験があるエンジニア

  • プロジェクトに長期的に携わりたい人

  • 環境の変化に対応できない人

  • 責任を感じながら仕事をしたい人

それぞれ詳細を確認していきましょう。

特徴1.高い年収を求めている

SESエンジニアは、契約形態と任せられる仕事によって、他のエンジニアと比べると収入が低くなることがあります。そのため、高い年収を求めている人には向いていないといえます。

ただ、年収を上げることは可能です。SESエンジニアから将来的に高収入を目指す方法として、まずはSESで多様な経験を積み、その経験を持ってキャリアアップ転職することをおすすめします。

特徴2.実務経験があるエンジニア

エンジニアとしてある程度経験がある人は、SESエンジニアに向いていません。SESエンジニアは、未経験でも挑戦できるようなスキルを必要としない業務が多いため、実務経験があるエンジニアは、せっかく持っている自分のスキルを活かせない可能性があります。

また、国内におけるIT人材の求人倍率は右肩上がりで需要が高まっています。そして、近年多くの企業がDXに力を入れているため、デジタル技術を導入し定着させるスキルを持った実務経験のあるエンジニアが重宝されています。

そのため、実務経験があるエンジニアは、SESと比べ高収入を得られる大手企業などのハイキャリア求人の募集要件を満たしていることもあります。SESだけでなく広い視野で仕事を探すと、自分の希望に沿った働き方が可能です。

特徴3.プロジェクトに長期的に携わりたい人

SESエンジニアは、契約で労働時間に限りがあるため、案件の一部分のプロジェクトのみを任されることもあります。自分が携わったプロジェクトを最後まで見届けたいという人は、SESに向いていません

プロジェクトで携わったプロダクトのリリース後の売り上げや成果データなどを見ることなく契約が終了することもあり、何のシステムを開発しているのかが把握できなかったり、プロダクトがどのようにユーザーに使われていたりするのか実感しにくいことがあります。

もし、プロジェクトに長期的に携わりたいなら、自社開発のサービスを展開する事業会社にエンジニアとして転職すると良いでしょう。

特徴4.環境の変化に対応できない人

SESのエンジニアは、プロジェクトによって環境の変化が大きいです。SESエンジニアは、主にクライアント先での勤務のため、プロジェクトが終わると職場を移らなければなりません。職場ごとに変わる環境に対応できない人は向いていません。

職場に馴染んだころには、また次のプロジェクトがはじまり、1から仕事を覚え、人間関係を構築しなくてはならないため、人によっては負担と思う人もいるでしょう。

ある程度事前に情報は共有されますが、職場の人間関係や雰囲気は実際に働いてみないと分かりません。

クライアント先には少人数かひとりで出向くことが多く、孤独を感じることがあります。しかし、プロジェクトのメンバー間でコミュニケーションを積極的に取ることにより、質問や相談がしやすくなり、孤独感を軽減できるでしょう。万が一、自分の力だけでは解決できない時には、プロジェクトの変更も検討することが重要です。

特徴5.責任を感じながら仕事をしたい人

SESエンジニアは、成果物の納品義務がないため、責任感のある仕事をしたい人には物足りなく感じるかもしれません。

SESエンジニアの報酬は成果物ではなく労働時間に左右されるため、成果物を完成させることへの責任がありません。責任感を持って仕事をしたい人は、自社で開発を行っている企業で働くほうが向いているでしょう。

自社開発を行っている企業は、全ての業務を自社内で行います。開発完了後のテストからリリース対応までの責任を負う必要があります。

優良SESの見分け方

優良SESの見分け方は、次の3つです。

  • 口コミをチェックする

  • プロジェクトを選べるか確認する

  • 福利厚生が手厚いか確認する

それぞれ詳細を確認していきましょう。

口コミをチェックする

SESエンジニアとして優良企業で働きたい場合、企業の口コミをチェックすることが重要です。企業で実際に働いている人の口コミは信憑性が高く、優良企業かを見極める際の判断材料になります。

口コミを確認するときのポイントは、3つです。

  1. 未経験エンジニアの割合

  2. 携われるプロジェクト内容

  3. SES以外にサービスは展開しているか

口コミには悪い評価も集まりやすいため、全てを信じるべきではありませんが、内部事情を知れる貴重な場所です。

求人サービス「インテントキャリア」で、求人サイトや転職相談サービスを利用し、評価の高い企業を一緒に探すことができます。

プロジェクトを選べるか確認する

一部のSES企業では、エンジニアが希望するクライアントやプロジェクトを選択できます。エンジニアに選択権がある企業は優良企業と言えます。

「自分に合った働き方ができるクライアント先に勤務したい」や「スキルや経験が活かせるプロジェクトに携わりたい」というエンジニアの希望を聞いてくれる企業では、将来のキャリアも築きやすく、スキルアップもできるでしょう。SES企業が持っている依頼数や内容によって選択肢の幅は変わりますが、納得して仕事ができるため、高い満足度を得られるでしょう。

エンジニアの希望通りになるかは、その時のクライアント先やプロジェクトの人状況によるため、毎回望みどおりの仕事に就けるわけではないことを理解しておきましょう。

福利厚生が手厚いか確認する

どのような分野でもいえることですが、福利厚生が手厚いかは企業選びの重要なポイントです。仕事内容には満足できても、社内制度に疑問を感じると、その職場で仕事を続けていくことは難しいです。企業選びの際は、自分の求める基準を明確にしましょう。


福利厚生を確認する際は、健康保険や雇用保険などの社会保険制度が整備されているかを特に注意しましょう。中には社会保険に加入せず、法律に違反しているSES企業も存在します。

自分に合った優良企業を探すには、求人サービス「インテントキャリア」を活用するのがおすすめです。

まとめ

「SESはやめとけ」と言われる理由はありますが、全員に当てはまるわけではありません。向いている人の特徴は、以下の5つです。

  • エンジニア未経験の人

  • 専門的、かつ幅広い知識を身につけたい人

  • 環境の変化に対応できる人

  • 人脈を広げたい人

  • 将来独立したい人

向いていない人の特徴は、以下の5つです。

  • 高い年収を求めている人

  • 実務経験があるエンジニア

  • プロジェクトに長期的に携わりたい人

  • 環境の変化に対応できない人

  • 責任を感じながら仕事をしたい人

この記事で、自分が向いている人の特徴に当てはまるか、向いていない人の特徴に当てはまるか確認して、将来的なエンジニアのキャリアについて考えるきっかけになればと思います。

SESエンジニアについてもっと知りたい人は、弊社求人サービスの「SES」特集ページや転職相談サービスの利用がおすすめです。

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