【セミナー要約】飲食DXサービスのご紹介だけど、「効率化するために導入する」は人材以外も不足してるよ...な話
2024年1月30日開催 14:00~15:00
『人材不足時代最新の採用手法と定着化ノウハウ』
というタイトルで開催されたオンラインセミナーの要約です。
またtoretaさん主催。
マージンをもらってないんだけどw、かなりの頻度でトレタさんのセミナーが出てくるのは、無料なのとアーカイブ視聴できるからです。
あと興味があるテーマだから。
オンラインセミナーはかなりありがたいのだけど、だいたい時間が14:00~15:00 台で、ぎりぎり店舗に立って仕事してるんですよね。
セミナーの為に休むわけにもいかない硬直型職場...…。
でわでわ!いってみましょ↓↓↓
登壇者紹介
シェアフル株式会社
Sales Div.
エンタープライズ営業担当
後藤 貴広さん
株式会社トレタ トレタO/X
セールス&マーケティング部 CMO室 石塚 智浩さん
今回は、めちゃ簡単に言ってしまうと、それぞれの会社のサービス紹介ですね。ですので、サービスの詳細は、それぞれの会社様にお問い合わせください。。。そのあたりの要約内容はざっくりです。
ただタイムリー&なかなか考え深い話のテーマだったので、自分の雑感なども含めご紹介いたします。
まずは【シェアフル】のご紹介
言わずと知れた(?)、スキマバイトサービス。
このあたりの詳しいことは、専門家に譲ります。
タイミーと違うのは、“長期前提のお試し求人という募集方法”で求人が出せる!ということ。
先日、タイミーさんに求人を削除された身としては、「いいのかい?!」って感じ。
お墨付き求人が出せるのは、今すぐにでもやりたい!という店舗もあるのでは?
ついタイミーと比較してしまうが、いま業界1位2位を争う両者なので、どちらか使っていれば間違いない、という感覚。
なのでざっくり比較してみるね。(セミナー外だわ...…)
タイミーもシェアフルも、手数料は30%と変わらない。
利用者数はタイミーの方が多い様子。
(シェアフルアプリダウンロード数 500万
タイミー利用登録者数 600万)
(書いていて思ったが、これって恩恵を受けられるお店って、
首都圏というか東京だけの話かもね、、今のところ)
それ以外は、シェアフルアプリ内でポイントが貯まる機能がある。
働くとポイントが貯まっていって、スマホ決済(paypayとか)へ還元できる。200円から。
まぁおまけみたいなもんですね。お店側としてはあまり関係ない。
見ている感じ、求人数はタイミーの方が多いと思うが、使い勝手や管理画面などは似ていて、それほど難しくない。
求人もひな形がばっちりあるので、あまり考えずに作成できる。
(今では他店舗の例がたくさんあるので、参考にして書かせていただいております)
働く方の質は、やってみないと分からないので比較対象外かな。
どちらか使ってみて、よっぽど人が集まらなければもう片方使う、
でもいい気がします。今のところは。
今回のセミナーの肝の話
ここから、トレタさんパートに入ります。
まず、2030年には、サービス業に従事する人は今より400万人少なくなる、という推計があります。
そのため、今まで実施していた人力の業務には限界がくるよね。
【人力オペレーションの現状】
・座席に案内しメニューを渡す
・オーダー
・配膳
・お会計
(この4項目はtoretaさんの資料から)
→例えば、オーダーのために「すみませ~ん」と何回も呼ばれて
そのたびに行く。
料理が出来上がっているのに、「すみませ~ん」に追われていて、
配膳に行けない。
お会計でも「すみませ~ん」「少々お待ちくださ~い」が発生、、、。
と、人が介在しなければいけない業務で、
人が揃えられないと起こってしまう、飲食店の現状、課題が見える。
現場の「波」を穏やかにする為にできること
飲食店は、閑散・繫忙がはっきりしている。
それを【波との戦い】と表現していた。
例えば、月曜日・金曜日、21:30・19:30 もっと長いスパンでも、
忘年会・2月など。
1週間、1日、1年の中で、忙しい時はサービスの品質が安定せず、
ヒマな時は人・物(食材)余りが起こる。
特に1日の中の繁忙の中で、上記のような人力オペレーションの中での波は、スタッフが常にお客様に呼ばれて仕事に「追われる」状態にあり、
"おもてなし"は後回し。
料理は提供するまでに時間を要し、お客様をお待たせすることになる。
この波をなるべく平らに出来れば、サービス品質の安定、おもてなしへの注力、スタッフの仕事中のストレス緩和になるのだが、飲食店のサービスの性質上、なかなかそれが上手くいかない。
なぜなのか?
波の原因は「すみません」で駆動される
「同期型コミュニケーション」だから。
(この1文、まるっとtoretaさんの表現から頂戴しています)
ランチタイムのお店の中を想像してみてください。
注文、料理提供、お冷、バッシング、ご案内……。やることが一気にやってくる。
そして、その「やること」は、すみませんと呼ばれたら、そのタイミングでやらなければいけないこと。それがいくつも重なるから、「高波」まさに戦いです。
つまりは、飲食店のサービス=商品は、
提供と同時に消費され、ためておけない。という性質を内包している。
(内包とか言っちゃったよ、、、これは自分ね)
これは、接客サービスは分かりやすい。
お出迎え・お見送り、料理説明・オススメトークetc...は、発生と同時に
お客様が受け取って、それで"接客サービス"となる。
料理はそもそもオーダー分しか作らない、というのもそうだし、席には限りがある。(前日、ガラガラで席が余っていたからといって、今日その席に案内できるわけではない)
"予約"が入るとちょっと楽、というのも、その同期型がコントロールできるものにちょっと寄るからだ。(何時に何名様が来店して、提供する料理も決まっていれば準備できる)
では、それに対比される「非同期型コミュニケーション」とは?
例えで出ていたのはこんな感じ。
【同期型】 【非同期型】
対面の会話 → メール
電話 → チャット
会議 → ドキュメント共有
ライブセミナー → 録画セミナー
例にならい、店舗の人力オペレーションを非同期型に置き換えるとどうなるか。
【同期型】 【非同期型】
電話予約 → オンライン予約
対面オーダー → モバイルオーダー
対面会計 → オンライン決済
そう、よく言われる「飲食DX」の導入です。
これにより、波が穏やかになる。
高波から小波くらいになれば、スタッフがコントロールしやすく、
業務に追われるストレスも少なく、自然な笑顔が出て、”おもてなし”に注力出来るようになる。
同期型から非同期型へ
その為のDXツールが、toretaさんのサービス紹介になるわけだが。
セミナー紹介されていたのは、モバイルオーダー『トレタO/X』
先ほどの人力オペレーションであがっていた内容で言うと、
オーダー取りと、お会計が、非同期に移行できる。
詳しいサービス内容は、toretaさんに伺ってもらうとして、、、。
そこで大事なことがある。
toretaさんもセミナー内でも(外でも)、言っていたこと。
安易なデジタル化は危険だよ!
モバイルオーダーはかなり広がっていて、色んなお店で見るようになった。
QRコードを読み込んで、自分のスマホで操作するタイプや、
備え付けのiPadから操作できるものなど。
でも、それって操作するのめんどくさく無いですか?
写真やメニュー内容がスカスカで、注文する気がなくなりませんか?
お会計は結局、スタッフさんを呼ばないといけなくてめんどくさくないですか?
そう、ここで重要なのは、「お客様の体験が(DXによって)どう変わるか」
ということ。
人手不足で大変なのは、「お客様に満足ゆくサービスができなくなるから」であって、「1人にたくさんの仕事が降ってくるから」ではない。
「すみませ~ん」と呼んでもスタッフが来なくて、注文が取れないなら、
代わりにモバイルオーダーでいつでも気兼ねなく注文出来たら便利じゃないか!
ということ。
さらに、toretaさんが一歩踏み込むのは、「そのモバイルオーダーが、人が注文を取りに行く以上の、楽しい体験になったら最高ですよね?
DXにする価値ありますよね?」ってところだ。
操作は簡単、写真豊富、めっちゃシズル感ある料理動画まで。
さらにはその料理のこだわりポイントや、一緒に飲むと相性抜群のドリンクまでオススメしてくれる...…新人さんより説明できるやんモバイルオーダー!
「効率化」と「おもてなし」を同時に実現して
少人数でも回るお店作りへ! by toretaさん
というわけでトレタさんパート終了!
少しでも興味をもったら、資料請求だ!(営業担当w)
セミナーの内容としてはまとめ完了。
両サービスのご紹介がメインでした。(脱線してるけども)
ここで、思ったことがあるんです。
セミナー観ながら、色んなことが頭に思い浮かんでいったんです。
シェアフルやタイミーを使っての人員確保。
モバイルオーダーやオンライン決済を活用して、現場のオペレーション効率の改善。
それを考える際に、もっと解像度を高くして業務の1つ1つを理解しないといけないんじゃないか。
それを導入する前に、発見して決めておかなければいけないことが、
あるんじゃないのか。
そんなことを書きたいと思う!!
続く!!
きっと次回、そんな話します~!
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