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あなたの、あなた自身にしか描けない物語を教えて欲しい - BEAU LABO 第8期 ディレクター紹介 vol.13 竹入悠渡 - Inside BEAU Op.128

僕はあなた自身を知りたい

竹入、延長線突入

7期に引き続き、8期もディレクターとなった
1月・2月は、高校生に、特に「探究」に携わる人にとっては忙しい時期
発表会が連続して行われる時期
かくいう自分も、この2ヶ月で土日を中心に6本のオンラインファシリと1本のオフラインの運営を担っている
ワクワクすると同時に、緊張もする
そんな時期

(こんな会場でやります まだ構想中ですが)


あなたがやってきたことに興味はない

...というと、少し言い過ぎだろうか
でも、僕の本心は、ここにある
高校生が取り組んできた物事の「結果」にそこまで興味がない
もう少しいうと、その「結果」の「凄さ」にはあんまり興味がない

むしろ、そこに至るまでの物語に興味があるんだ
なぜそれを始めようと思ったのか
ここにくるまでにどんな困難があったのか
それをどう乗り越えてきたのか
どう人と協力してきたの?
次は何をしたいの?

あなたは、それを通じてどう変化したの?

ともすれば、高校生の発表は「すごいことした選手権」になりがち
「私たちは、SDGsの○番を意識して...」
「社会的にはこう役立つと思っていて...」
多分、発表のテンプレがあるんだろうな
でも、そのテンプレに乗ったとき、高校生の「物語」は消えてしまう

あぁ、違うんだよ
僕はそのプロジェクトにかける愛だったり、自分への衝動の大きさだったり
そんなことを語って欲しいんだよ
あなたが「すごい」ことをしたことなんて、発表を聞けばわかるよ
僕が求めてるのは、ビジコンの発表じゃない
あなたの、あなただけにしか描けない「物語」を聞かせてほしい

...なんて思うのは、僕が高校生を子ども扱いしているからだろうか?
まだ高校生を「学ぶべき存在」として定義・認識し、「社会に参画する主体者」として認識できていないのが問題なのか...?
そんな葛藤を抱えてもいる

でも、少なくとも、僕が関わっているものの趣旨には則ってると思う
BEAUは、この考えがすごく浸透していると思う
3ヶ月で、そんなにすごいことをやって欲しいなんて思ってない
BEAUは踏み台でいい

ここで終わりじゃなく、始まりなんだから
自分の物語を自分で語れるようになってほしい
結果、それが人の共感を呼び、自分の理想を実現することにつながるから

ねぇ、僕はあなた自身のことが知りたいんだよ

あなたの、あなた自身にしか描けない物語を教えてよ

(発表会の思い出 もう2年も前か...)


竹入 悠渡(たけいり・ゆうと)
BEAU LABO 第8期 国際問題ラボ ディレクター
名古屋大学 文学部 4年



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