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72人の高校生が、スタートラインを越える日 - Inside BEAU Op.50

10月初旬、BEAUの提供する、オンラインでの”地域密着型探求学習プログラム”のBEAU LABO その3期が始まりました。

BEAU LABOとは、地域社会という第三の学びの場を舞台に、地域(福井県)に密着しながら、自分たちでテーマ、仮説を設定し、大学生やパートナーの助けを得ながら”自分の道筋”を見つけていくプログラム、だと私(わん)は思っています。

あ、私の自己紹介はこちらにありますのでぜひ。

今回は、前回から”医療福祉ラボ”と”地域政治ラボ”が加わり、参加高校生も約2倍の72人という規模で始まりました。

基調講演 NO YOUTH NO JAPAN 能條さん

今回は、一般社団法人 NO YOUTH NO JAPANの代表、能條さんより、基調講演として活動を始める高校生に”どんな思いで自分の探求心と向き合ってほしいか”とメッセージをいただきました。

NO YOUTH NO JAPAN とは
大学生を中心に、”若い世代の政治参加をもっと身近なものに”とSNSを通じて発信を行っている団体。
”政治について考えてみたいけど、何から始めたらいいかわからない”という人にとって、最初にフォローしてみると視野が一気に広がるメディアです。(おすすめ)

10代、20代の投票率の低さから、若者向けの政策が生まれない環境について問題意識を持ち、2019年の参議院選挙から活動されています。

能條さんからは、能條さんの背中を活動へと押した考え方をご紹介いただきました。

「CHANGE」は難しくても、
「MAKE A DIFFERENCE」はできる。

能條さん
>現在の日本は、”社会は変えられる”と思う若者が非常に少ない状況です。しかし、”変える”ではなく、”少しずつ違いを生み出していく”ことはできるのではないでしょうか?

能條さんの留学先であるデンマークでは、政党が若者と交流する機会を積極的に作ったり、互いに自分の考え方を持ち寄ってディスカッションがの存在によって、若者の投票率が80%を越えているそうです。

最近のデンマークでは、気候変動対策への関心が若者の間で高まったことをきっかけに、「気候変動」が選挙の一番のテーマになったり、20代の精神疾患の医療費が同様に若者の運動によって無料になったりと、確かに若者の政治への影響力が強いようです。

最初から”この政策を変えよう”と物事を大きく捉えすぎて諦めてしまうよりも、”自分にはこれができる”ということから一つずつ積み重ねていくことで、何もやらなかったときよりも確かに社会は変わっていきます。

能條さん
>一緒に取り組んでくれる人がいると、自分一人ではできないことが仲間と一緒だとできるようになる。そういう人たちに囲まれて活動することも大切だと思います。

自分で小さな悩みを抱えているよりも、それを他人と共有し、できることから始めていく。それが、”社会は少しずつ変えることができる”という体験につながっていくのかもしれません。

基調講演のまとめとして、高校生に向けてお言葉をいただきました。

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自らの探求心、興味、違和感に素直になること。
そういった自分の”モヤモヤ”を大切にしながら、自分ができるベストを尽くしながら取り組んでいくこと。
そして、自分が自分に自信を持てていたり、楽しいと思えることを知っていることを一番大切なこと強調されました。

これまで自らのもやもやに素直に、走り続けてきた能條さんだからこそのお言葉をいただくことができ、大学生の僕としてもとても心に響く基調講演でした。

3期生のこれからの活動

今回集まった、7つのラボ、72人の高校生、そして9名の大学生ディレクターは、それぞれの領域に分かれ、自ら決めたテーマに沿ってプログラムを設計、探求学習を進めていきます。

ZOOMやSlackを通じてオンライン上でコミュニケーションをはかりながら、時に現地でフィールドワークを実施してみたり。

中間プレゼン、最終プレゼンで3期生の探求心がどのように変化をもたらしたのか、今から楽しみです!

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ここまでお読みいただきありがとうございました!
BEAU LABOの活動に興味を持っていただいた方は、是非他のディレクター紹介noteや、2期の活動レポートなどを覗いていただければ幸いです。



BEAU LABO ディレクター紹介note


BEAU LABO 2期 参加者インタビュー


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