BEAU LABO Online 2期 中間プレゼンテーション 開催報告
こんにちは、BEAU事務局 田川です。
本日は、8月16日に開催されたBEAU LABO Online 中間プレゼンテーションの開催報告をさせていただきます。
6月14日のオリエンテーションからスタートしたBEAU LABO Online 2期も3ヶ月目に突入しました。
2期目は県内外から学校・学年の枠を超えた高校生が33名参加し、国際問題・観光まちづくり・地域経済・メディアコミュニケーション・農業の5つの分野に分かれ、活動しています。
本編では、5つのラボ(計8グループ)の活動をまとめさせていただきます。
8月16日 中間プレゼンテーションに参加していただいたゲストの方々はこちらの3名の方々です。
大連達揮さま
株式会社akeru 代表取締役社長
木口幸祐さま
小布施短編映画祭実行委員長
西澤公太さま
福井市役所 提案型勉強会代表
ご参加いただきありがとうございました。
国際問題ラボ Aグループ
県内高校生が中心のグループで、「人種差別」をテーマに活動している。
高校生は偏見に基づいた行動をすることを差別と定義し、世界の中から黒人差別などの人種差別がなくすためにはどのような活動をしていけばいいのかを考え、自分たち高校生でできることをしていくためにピアレスゆかりさんへヒアリングをしてきました。
活動していく中で気づいた問題
米国などでの人種差別問題が報道されても日本人の私たちは遠い世界のものであると考えがち。
しかし、私たち日本人も無意識で差別をしていることが多い現状がある(マイクロアグレッション)
このように無意識に差別してしまっていることに気づいていなかったり、考えることができていない。
それらを踏まえ高校生の私たちにできること
・差別を受けた人から話を聞き、身近に感じること
・デモに参加する(団結し、相手に表現すること)
今後の活動
今後は募金を募り、問題や現状を多くの人に知ってもらい、集まったお金をもとに差別をなくそうとしている団体を応援していきたいとのこと。
国際問題ラボ Bグループ
県内外から集まった高校生が、「プラスチックによる海洋汚染」をテーマに活動している。
海洋環境と私たちが共生できるように、①プラスチックの海洋問題を自分自身が知ること、②海の現状を広め、興味を持ってもらうことを目標に活動している。
現在、海で生きる魚の胃にプラスチックごみが入ってしまい、生態系が変化したり、プラスチックごみを飲み込んだ魚を人間が食べることによることが実際に起こっていることを学び、また、リサイクルの中に熱利用発電もリサイクルに含まれていることも学んだらしい。
それらを踏まえ高校生の私たちにできること
・自分たちからプラスチックごみを出さない努力をする
・周りに周知をしていくこと
今後の活動
今後はTwitterやInstagramを活用して情報発信をし、多くの人たちに知ってもらう努力をすること。一人の十歩よりも一人ひとりの一歩目をつくる活動をしていきたいとのこと。
国際問題ラボ Cグループ
県内外から集まった高校生が、「発展途上国における課題」をテーマに活動している。
現在、発展途上国における水問題とそれによる貧困問題について話し合いヒアリングをしている。水くみを子どもなどが行うことによって子供の学習時間が低下したり、学習そもそもができなかったりと貧困が次の世代にも引き継がれてしまうなどの問題がある。
実際多くの事業者が海外に進出し、井戸や水道をつくったりするなど活動がすでになされている。ユニセフやJICAがその一つである。
今後の活動
それらを踏まえ、今後もヒアリングをしていき、水問題を通して発展途上国を調査し、先進国が発展してきた過程などを調べ発表したいと考えている。
観光まちづくりラボ
県内外から集まった高校生が、「あわらに観光客を増やしていくこと」を目標に活動している。
あわら温泉街へのフィールドワークをオンラインとオフラインを融合したハイブリット型で実施し、様々なスポットをあわら市観光協会の方々の協力のもとを紹介していただいた。それらで学んだことや感じたことをもとに多くの観光客に魅力を届けるために活動をしている。
今後の目標
観光客を増やす
あわら市に興味をもってもあう
Aグループ
新聞やパンフレットなどを発行するなど、高齢者に向けてあわら温泉の魅力を発信していく。
Bグループ
Instagramなどを活用し、あわら温泉の魅力を伝えていく活動をしていく。
地域経済ラボ
県内外から集まった高校生が、「福井の地域経済活性化」をテーマに活動している。
ラブリーパートナーLpaさんにヒアリングを実施したり、自分たちで地域経済について学習したりするなど、活動をしてきた。
出てきた地域活性化の方策案
・職場体験を実施
・SNSで発信する
それらの活動をもとに、学生に地域の特性を理解してもらうことで県外流出を防止する。
若者を対象にし、SNSで発信をすることで拡散を期待。
今後はそれらの活動を実現できるように調整していく。
メディアコミュニケーションラボ
SDGsに興味のある高校生が集まっていたため、それらを生かしていくためにサイトを運営し、多くの人たちに課題などを発信している。今後はイベントなどを運営することや記事を継続的に執筆してサイトに掲載していくなどをしていきたいと考えている。
メディアの運営などに興味のある高校生が集まり、自分自身の強みを生かして記事を執筆し、発信をしていくことをとおしてメディアの本質について今後も学んでいく。
農業ラボ
農業や自然栽培に興味のある高校生が集まり、「世間に自然栽の良さについて知ってもらう」活動をしている。自然栽培実践塾の伊藤さんや奇跡のリンゴで有名な木村さんにヒアリングを実施したり、自分自身でオンラインイベントを開催するなどを今後検討している。
若い世代にむけて、自然栽培と美容の関係性について学びを深めて、自然栽培の良さを知ってもらい広めていくことができるような活動をしていく。
大規模な農業だけではなく、小さな農業にはなるが内面を美しく生きるために自然栽培を活用しようと考えている。
各ラボとも、自分たちで考え活動をしていてすごく報告会も楽しみです!
これら約33名の高校生か最終報告会まで活動を進めていきます。
最終報告会は9月26日午後に開催予定です。当日ライブ配信なども予定しております。
近日情報をリリースしますのでそちらのほうもご確認ください。
また、いつでもどこからでも地域社会のなかで興味のあることを学ぶことができるプログラム。BEAU LABO Online 3期の募集を開始いたしました。
9月18日まで申し込み可能です。詳細はこちらから。
あなたもBEAUのパートナーとして、地域の教育格差や日本の教育の未来に一緒に取り組んでいきませんか?