日本の未来像が見えない
日本はここからどんな日本を目指すのか?
新しい資本主義とは一体どういう日本なのか?
長期政権であるにも関わらず、未来の目指すべき姿
そのための短期的な対策、打ち手と
実現までのステップなどが見えてこない。
そして、対策内容もどれだけのインパクトがあるのか?
その対策を行うことで、どうなるか?が見えてこない。
■リスキリングは個人経由
結局、リカレント教育と同じかと思います。
もちろん中小零細企業向けDX補助金などもやっていることは
知ってますが..
これは誰を対象としていて、なぜやる必要があるのか?
個人経由で学び直しに意欲のある中高年を対象としているのか?
で、これをやることで労働移転を目指しているのであれば
正直なところ現実的には難しいと言わざるを得ません。
■退職所得課税の是正
退職金制度が労働移転を阻害している面はあると思います。
しかし、退職金目当てで、長期で安定して働きたいという
労働者に対して退職所得課税を是正したからといって、
転職への後押しにはなり得ないと思います。
そもそも、90年代以降この30年間転職総数は全体では増えてません。
また平均勤続年数は長くなっています。
ではなぜそうなっているのか?を理解していないと、
表面的に制度をいくら変更しても何も変わらないと思います。
リスキリングをして、労働移転を増やすことで、
経済を活性化したいという目的かと思いますが、
そもそも、なぜ労働移転が起きにくいのか?
現実を見て、この問題を長期的に粘り強く
取り組んで行かないと何も変わらないと思いますし、
もっと言えば、義務教育から変えていかないと、
根本的に日本は変わらないのでは?と思います。
教育は国としてどんな人材を育てたいか?という国家戦略に
紐づくからです。
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