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不仲だった親子関係に終止符を。

結婚式の準備もいよいよ大詰めに差し掛かり、BGMの選曲をしたりしています。

今回私たちは友人は呼ばず、身内のみの結婚式。
叔父叔母までを呼んでいるので、全部で20人ほどの式なんです。

それなのにも関わらず、普通の式のようにかなり盛りだくさんで、ちゃっかり余興もやります。(張り切って練習中🎤)

演出も派手にする気満々だったのですが、来てくれる親戚のほとんどが70歳以上のご高齢なので、ドンチャンしてる曲を爆音で流したらびっくりしてしまいそうだなぁと。

みんなが知っていて盛り上がれる曲はなんだろうかと探している最中です。



そんな時にふと聞いたモーニング娘の「ハッピーサマーウェディング」という曲。

確か私が中学生時代に流行っていたと思います。

あの時は「パラッパラッ」とか「パオパオ」とか言ってる「明るくてみんなで盛り上がれる曲」くらいのイメージだったのですが、改めて聞くと娘から父と母へ感謝の言葉を述べている歌だったのです。

深夜にこの曲を聞いて涙する日がくるとは…




井上家の家族仲ですが、もちろん良い時ばかりではありませんでした。

私が高校生の頃、弟が20歳になったタイミングで離婚すると言っていて、どちらについていくのか選択を迫られたこともありました。

だから10代後半から20代前半くらいの頃は、家族がバラバラだったし不仲だったんです。

私はギスギスとした家にいるのが嫌で高校卒業と同時に家を出て、ほとんど帰ることもなくなっていました。

自分たちの意志で結婚して子供を産んでるのに離婚するなんて自分勝手すぎる…!と怒りで震えていたこともあったし、情けなかったし、悔しかったし、そして何より寂しかった。

家族の心がバラバラであることが、ずっとチリチリと痛かったんです。





今ではそんなことなんてなかったかのように仲を修復した両親。

きっと父と母もいろんなことを乗り越えて関係を修復していったんだと思いますが、当時は振り回されて大変でした。

でも自分がこの年齢になって思うのは、関係を修復することや、一度失った信用を取り戻すということはものすごく難しく、お互いの努力がなくてはできないこと。

両親は私にとってお父さんとお母さんだけど、一人の人間で、血の繋がりのない男女で、一緒にいることが当たり前なことでは決してない。

違う惑星の宇宙人同士だもの、いろいろありますよね。

思春期の頃は許せなかったけど、「何十年も一緒にいたら離婚したくなる時もそりゃあるよなぁ」と思えるくらいには私も大人になりました。




現在の私と両親の関係は、親子であり、なんでも話せる友人のようにもなれた気がします。

私自身も、親には親の人生、私には私の人生があるのだと思えるようになった。

ゆっくりと時間をかけて、形を変えて。

いろんな夫婦のかたちがあるように、いろんな親子のかたちもきっとある。

これからもこの関係が続くことは当たり前だと思わずに、一緒にいれる時を大切にしたいと思うのでした。



アー 父さん母さん
アー 尊敬します
アー わがまま娘
アー これからも娘

一生懸命親孝行したい


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