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僕の好きな漫画を否定してくる同期


「この漫画、何が面白いの?ただの風俗漫画じゃん!」


と僕の同期は、僕の好きな漫画をバカにした。


北海道勤務時代の同期は
髪を切った上司に「頭、イカれたんですか?」と質問したり、天然な行動が多く少し変わっていた。


ただ僕はそんな同期と馬が合い、仕事の悩みや趣味のことなど気兼ねなく話していた。


同期は漫画が趣味でよく漫画の話をした。
僕も漫画は好きでよく読んでいたが、同期は僕よりも多く読んでおり、いろんな漫画を紹介された。


一緒に話す話題は「今週のジャンプの〇〇が良かった。」など憂鬱な月曜日に高校生や大学生でするような会話をしていた。


好きな漫画の傾向が似ていたのでどれもお互い盛り上がることが常だったが、唯一同期が認めてくれない漫画があった。


それは「彼女、お借りします」という漫画だ。

都内在住のダメダメ大学生、木ノ下和也(20)。ある日、“ワケアリ”の超絶美少女、水原千鶴との出会いをキッカケに、彼の人生は大きく変わり始めて──!?“リアル”輝く“レンタル”ラブライフ、開幕!


よくあるハーレム物の漫画で
僕は毎週読んでいた。


そのことを同期に伝えると


「え!?あんな漫画読んでるの!?」

「あんなの風俗漫画じゃん」


誤解なきようお伝えするが、風俗漫画では無い。主人公が彼女をレンタルするサービスを利用して、いろんなイベントを過ごすうちに、レンタルだった彼女が本当に好きになってしまう漫画だ。(現在も連載中)


それに対して僕は「そんなことないよ!意外と面白いよ」と言い返していた。


ある日、僕から今週の「彼女、お借りします」は面白かったと同期に伝えると


「おいおい、まだあんな漫画読んでいるのか?」

「今週の主人公は最低だった、〇×▲〜〜」


おや?と思った。
嫌いな癖にやけに詳しい…
なんで最新号まで把握していると思い


「なんで最新号の内容を知ってるの?」


と聞くと


「いやぁ、嫌いだけど目に入っちゃうから読んじゃう」


とのこと。

多分それは好きなんじゃないのかと問い詰めるも一向に認めない。

こんな感じの実はレンカノ(彼女お借りしますの略称)が好きなんだろ?好きじゃない。の掛け合いが面白くてたまに会う今でもやってしまう。


最近の同期の言い訳としては


「〇〇(僕)を風俗漫画から更生することが目的で、説得の為に読んでる」


と言っていた。

多分このやり取りは
同期と会う度にずっとこれからもやり続けるだろう。


こんな同期は


「嫌いと言いつつ、毎週しっかり読んでいる風俗漫画大好き人間」


と言うことで
よろしいでしょうか?

他の人が聞いても全く面白くない話題、掛け合いなんですが、当事者はめちゃくちゃ面白いと思ってしまう事ってありますよね。

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