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興味と愛だけはねつ造できない

確定申告をしなくては……と時間を見つけては帳簿をつけているこの頃です。みんな、がんばろうな!(勝手な呼びかけ)

作業中はオードリーのオールナイトニッポンを聞いてました。

そのなかで、春日さんが若林さんに相談してたんです。

埼玉出身ということで、映画『飛んで埼玉』のPR番組に出た春日さん。その役割は「MC」。映画出演者のGACKT&二階堂ふみのご両人を前に、VTRを挟みながら、女子アナと一緒に場を回していくことになったそう。

MCには不慣れな春日さん。初対面の出演者にどこまでツッコんだらいいかわからないし、映画のことをどこまで聞いていいか不安だし、せっかく出演者がコメントしてくれても「なるほどね……さぁといったわけで~」と、うまく返すことができない。やっぱりMCって難しい。

そのへん、若林さんは情報番組とかクイズ番組とかMCをしてるわけじゃない。一体どうやってるのかね? 初めて会う人とか相手してるわけでしょ?  俳優さんとか。大変じゃない?

そのボヤキに対する若林さんの第一声がこれ。

「いやあのね、春日さんだから技術はあるんだろうけどね、人に興味ないから無理よ」

「ないわな」と春日さん。「そりゃ『なるほど~』ってなるよ」と若林さん。こんなマジな話したくないけど、と前置いて「興味と愛だけは、ねつ造できない。番組やるときに」と。春日は興味ないから無理よ(笑)と。

そこから話は『ソレダメ!』(テレビ東京)のひな壇に座る春日さんへの苦情へとつながるのですが(どうしてこの番組だと面倒くさいリアクションをして俺を困らせるのに『スクール革命!』(日本テレビ)の内村さんの前ではやらないのか、など)、コーナーが終わるまでにちゃんとアドバイスを送っていました。

・自分より上の世代の人とかはよく知らないので、事前にウィキペディアなどでめっちゃ調べる(異名とかないか、とか)。本番前からワクワクしてないと、次の質問につながらない。

・でも現場ではどうしても熱が湧かない。そこはねつ造できないから。

・(どこまで聞けばいいか不安、という春日さんに)思ってることは伝わっちゃう。「どこまで聞けばいいんだろう」ってのは伝わってる。

・好きすぎる人だと嫌われたくないから難しい。好きすぎず嫌いすぎず、ほどよく聞けたらいいよねぇ。

↓↓↓↓↓↓ 該当部分のトークはこちら(radikoタイムフリー:2月9日まで) ↓↓↓↓↓

短いトークだったんですけど、この話、そのまんま取材やインタビューの心得になるなぁ、と感心しきり。人に興味がないと質問が続かない……まさに……。

興味と愛はねつ造できないから、最低限「めっちゃ調べる」ことが重要になる。調べることで、ある程度気持ちを作ることもできる。すると安心して臨めるから、相手に不安が伝わることがない。

かつては「人見知り芸人」という二つ名だった若林さんが、いまは堂々とMCをしているのも、経験と技術と開き直りがあってからこそなんだなぁ、と、思ったりします。

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