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緩すぎるくらい許したい

京都へ向かってる。半年ぶりくらいかな、会食なんだけどそもそもなんの会食かも理解していない。とりあえず向かう、後はどんな人がいるかどんな話になるかは今日は天任せ。


今ちょっと反省してる。またやっちまったなと。

コミュニティと事業の両立を目指して今ウチの会社イノセントワールドは走ってる。去年の8月までは一人でやってたけど今はおれを含めて役員が4人いる。

ほぼ毎日彼らとはやりとりをしてる。そもそも人がふえたし会社のあり方がアップデートしてやり方も色々と変わってるんだけど、一番スタックするのはやっぱりお金だ。


おれはこの会社に触れた人、関わった人が自分本来の色を取り戻し、それぞれの天才性を発揮して人生を切り拓いていってほしいと思ってる。抱えていた悩みだって俺と話したら「なーんだたいしたことなかったじゃん」っておもってもらえたら嬉しいし、まあ実際たいしたことないんだから「うっせー、とっとといけ!」って言いまくってその人の内側にある炎を再燃させてやりたい。

当たり前だけど一方的に俺が本氣だしても意味はない。ピッチャーがどんな豪速球を投げられたとしてもそれを受け止めることができるキャッチャーがいなければゲームにならない。

「ここが勝負所!」ってわかるのは、天からメッセージが降りてくるわけでもなく、誰かを通して言われるわけでもなく、それはその人自身の経験からくる直感だ。


今がその人の勝負所の人。わかっていて何もしないならその人はそこでただ生き続けていたらいいと思ってるし(あなたはそのままでいいなんて全くおもわねーよ)、もしこのタイミングで目覚めたいならおれは全力で応援したいとおもってる。


おれはしごとは大人の遊びだとおもってる。遊びって本氣じゃないと全然楽しくない。

小学生の頃は学校の裏山に行って落ちてる木をかき集めて秘密基地をつくってた。いつのまにかあたりは暗くなってみんなで手をつないで帰ってた。

中学生の頃、昼休みにテニスボールでサッカーをしてた。楽しすぎて昼休みが始まる20分前に筆箱やノートを片付けて先生に怒られた。昼休みが終わりのチャイムが鳴っても教室に戻らず校庭に残ってたら同じく先生に怒られた。(おれは学級委員長だったので他の友だちの7倍くらい怒られた)

部活もそうだった。小3から高3までサッカーを続けていたけど一番記憶にあるのは高3の最後の大会前。部活が終わった後もナイターが消えるまでずっとシュート練習をしていたことだ。

学生時代も色々あった。でも1ミリも悔いはないどころかやってきてよかったと思ってる。


だからなのか、起業してからもしごとは本氣でやったときが一番楽しい。結果がでたこともあるしうまくいかなかったこともあるし、結果はあとでついてきたこともある。俺自身が本氣で周りも同じ熱量でやれるのならぶっちゃけ結果はどうでもよかった。

でも不思議だけどこの熱量で何かをやると、やっぱり結果はあとでついてくる。ウチの会社は今まさにそんな状況のターンに入る直前にいる。

そんな風を感じながら今おれは一つ大きく後悔してることがある。それはお金だ。もっと厳密に言うと、自分たちの価値を犠牲にしてしまった自分に腹が立っている。


今おれたちは新しい経営スタイルを実践している。一般的に言えば自律分散型経営(この言葉をウチの役員女子2人はあんまり好きではないけどw)だ。

おれ自身、正直まだ知識ベースでやってるだけだ。同じようなスタイルをやっている兄弟会社やコミュニティのように、たいした経験値もしていない。ただ、おれらはおれらのスタイル創るプロセスの中で自律分散型経営は必要だとおもってる。だから毎日色々試行錯誤しながらがんばってる。


そんな中、色んなプロジェクトが同時進行で動いている今、この新しい取り組みの影響と、昔からの課題である「仲間意識」と「情」にとらわれてある判断ミスをしてしまった。

ちなみにこれは、仕事仲間には1ミリも非はない。このnoteは仲間も見てるから誤解しないでほしい。ただおれはこういうことも包み隠さず書きたいから書いてる。

これに関してはおれが15年くらいもがきつづけてきた「過去の傷」みたいなものを卒業するタイミングがやってきただけだ。


おれの悪い癖は、自分を犠牲にしてすぐに自分や仲間を平等にすることだ。「フラット」という言葉を悪用して、めちゃくちゃ頑張っている自分をわざわざ周りと同じ位置に降ろしてしまうことだ。

おれは仕事柄、プロジェクトの全体を見るのが得意だ。15年以上プロマネやプロデューサーというしごとをしてきたから、プロジェクト単位で誰が本当のキーマンで、今誰にしごとの負荷がかかっているか、責任のレベルの割合はどうか、目に見えないコミュニケーションコスト、目に見えない作業量は?などはほぼ感覚でわかる。


今、この時点でおれは役員にめちゃくちゃ負荷を与えてしまっている。もちろん役員といっても共同代表だから(ウチは3人で社長をやっている)相手はそんなことを1ミリも文句を言ってこないけど、今の負荷がわかるからぶっちゃけつらい。

正直、会社としても個人としてもかなり割の合わないリソースを使わせてしまってる。でもこれは何度も言うように誰のせいとかではなく俺の超えなけりゃならないお金における課題だ。

会社のおける自分の発言力、影響力はわかってる、でもできるならチカラを分散させてそれぞれが天才性を発揮してしごとをしたい、生きていきたい。(おれはこれを「天才適所」と言ってる)大切な仲間だから、そんな人が金で苦しんでたりするのはだまってられない。だから一緒にしごとをして豊かさをわかちあいたい。

これはおれの魂の声だ。たぶんこれからもずっとおなじことを言っていくと思う。

ただ、それを自分を犠牲にしてやってきたのがこれまでの俺の過去だ。そんな自分に心からうんざりして事業も色々手放してやってきた。でも、まだそんな過去のパターンが残ってて、契約内容、作業量に「情」を入れてスタートしてしまったことで、巻き込んでる仲間に対価をはるかに超えた労力をかけてしまった。マジ反省。

とはいえ、ここで氣づけたことはよかった。冒頭に書いたようにおれらは新しいステージに飛ぶ直前にいる。ただもしおんなじことをやったらおれはもう社長失格だから笑顔で降格しようとおもってる(そもそもこんなことやってたら会社が潰れるマジで)。

外側のモノ(金や人やチャンス)は自分が自分を許した分に比例して巡ってくる。この話は俺が俺の何かを許していないから起きた外側の現象の話。外側に加害者は誰もいない。緩すぎるくらい自分を許そう。




ウチの会社のメルマガです。代表3人で書いてます。


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