映画のこと

月に何度か映画館に行く。
感性を磨くため、違う世界を見るため、現実逃避をするため。
色々あるけど、多分映画が好きなんだと思う。

先日観に行ったのは、「夜明けのすべて」という映画。
私と同じパニック障害を持つ男性と、
PMSを持つ女性の日常のお話。

何か大きな展開があるわけでもない。
ただ2人が日常を送っていて、時々波が来る。
それだけの映画だけど、何か心地い映画だった。

私は女だけど、PMSみたいに月経前や月経中しんどいことは
他の人に比べて少ない方だと思う。
どちらかというと、重い人の気持ちが理解できない方だと思う。
話を聞いて、そんな人もいるんだといつも思う。
私が共感できるのは、パニック障害の方。
「私の行動範囲は歩いていけるところまで」
「生きるのが辛いけど、死にたくない。」
誰かのブログの引用だけど、その通り。
行動範囲は歩いていけるところまでの対処方法に
最初は酔っ払ってるのかと思ったけど、
気づいた時は心が温まった。

2人だけじゃない。
奥さんを亡くしている上司
病気を患っている母

「多種多様」

それは肌の色とか言語とか国とか
それ以前にもっとたくさん色々あるんだと思う。

例えば、私みたいなパニック障害もいる。
それも多種多様のひとつ。
個性だと思ってやる。

個性にしては、難ありな気がするけど完璧なんて
最初から誰も求めてない。

あなたも何かあるかも知れない。
悪いところばかりじゃなくて、いいところも見てあげて。

どうしよう、私ってダメな人、役に立たないな
って思った時にぜひ見てほしい映画。
「夜明けのすべて」

あなたも私もダメなんかじゃないよ。
明日からも頑張ろう。

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