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イライラするときは、自然相手に八つ当たり☀☁

人の言葉は、人を癒したり、助けたり、励ましたりすることがある一方、心無い一言が、人を傷つけたり、時には人の命まで奪ってしまうことがあります。

私も、たまにそのような心無い言葉を投げかけられることがありますが、そんなときは、ムッとする気持ちをグッと抑えて、「こんな風に人を傷つけるような言葉を使う人間にはなりたくないな」と、その人のことを反面教師にして、自分を戒めるようにしています。

とはいえ、人間誰しも、時にはイラっとして思わずキツイ言葉を放ってしまうこともあると思います。

そんな時は、その言葉を他人に対して浴びせるのではなく、一旦、自然相手に八つ当たりしてみてはいかがでしょうか。

例えば、何かにムカッときたとき、その日が雨なら、外に出て「この雨のバカヤロー!!」と雨空に向かって八つ当たりしてみるのです。

すると・・・、当然のことながら自分の顔に容赦なく雨粒が降り注いできてびしょ濡れになり、そんなことをした自分が馬鹿みたいに思えてくるのではないでしょうか。

別に雨でなくても、例えば吹雪の日なら、「吹雪のバカヤロー!!!」と言ってる側から顔に寒風と雪が吹き付け、あっという間に怒りも冷めてくることでしょう。

また、雨や雪が降ってなくても、例えば、「太陽のバカッ!!」と八つ当たりしてみても、太陽は一瞬雲に隠れる時はあるかもしれませんが、あなたの言葉など気にもかけず、相変わらず照りつけてくることでしょう。

それは、海や山、川などでも同じことです。

そう、自然は無慈悲なのです。

人間の言葉など、一切気にしてくれません。

雨がほしいと願うときには、ちっとも雨を降らしてくれないのに、雨がいらないときに限って、ものすごい大雨を降らせたりしてきます。

時には、人間の生活や命を脅かすような猛威をふるったりもします。

ただ、無慈悲な一方で、雨上がりにかかる虹のように、時には素敵な表情を見せて、人の心を潤してくれたりもします。

そして、イライラしているときには、なかなか気がつきませんが、実は相手に対してではなく、上手くいかない自分にイライラしているということも多々あります。

一旦、自然に対して八つ当たりしてみることで、そのことに気がつくことができるかもしれません。

自然は、どんなに八つ当たりしても、人間と違って心を壊したり傷つくことはありません。

もちろん、環境破壊につながるような行為をするのはよくありませんが(その場合でも結局は巡り巡って人間に災難が返ってくるのですが・・・)、言葉でいくら八つ当たりしても平気な顔をしています。

逆に「天に唾を吐く」と同じように、自分に返ってくるのです。

どうせ使う言葉なら、八つ当たりは自然だけにして、人に元気を与えたり、寄り添ったり、楽しい気分になれるような言葉を使っていきたいと思う今日この頃です。

最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。

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