弁当の記憶と記録2021
結婚前は奥さんが毎日作ってくれていました。
男は胃袋を掴め。なんてことを言いますが、たくさんのおかずに彩られた栄養たっぷりのお弁当は、私を胃袋ごと鷲掴みにしました。
結婚後もしばらくは作ってくれていたのですが、いつの間にか私が作ることに。奥さんの術中にまんまとはまったのかもしれません……。
「たまには弁当食べたいな」
「早起きして来年4月から作るよ」
奥さんがニヤニヤしながらそう答えてくれました。でも去年もそんなことを言っていたような気がする。
蘇る美しい弁当の記憶…適切な役割分担…夫婦円満…みんな幸せ…んだんだ。これでいい。
共働きで、子ども5人の大家族(今年増えた)
仕事も忙しいので、弁当を食べるほんのちょっとの時間でも、気忙しさから離れて、ほっこりとした気分になって1日を元気に過ごしてもらえればいいなと思います。
そんな想い優先の弁当の記録。
2020~2021
この1年で私はどれほど成長したのでしょう。
まずは昨年の記録から。
2020年
2021年
スマホの画質が圧倒的に進歩!
中身は全く変わらないノッケ弁当。
というかこれ以上進歩する気がしない。
あいかわらず卵・ウインナー・冷凍食品の弁当三銃士が大活躍。多くはここに前夜の残り物とか簡単な炒めものを入れて完成です。
一番時間がかかるのはだし巻玉子かもしれません。卵かい!とつっこまないでください。
卵3個・白だし・かつおだし・醤油・水・砂糖を入れて日ごとに変わる寝ぼけ眼の父の味。私と奥さんの弁当にいれて、残りは長女と3女がいつも食べてくれます。
唯一の成長と言えば、手際がよくなり15分もあれば2個の弁当を作れるようになったことでしょうか。
そんな私の朝の日常を揺るがす出来事がありました。
弁当箱の壁
今年から奥さんは、本格的に社会復帰を果たし、電車通勤が始まりパソコンが重い。とリュックを持つようになりました。
数日後「リュックに丸タイプの弁当箱じゃかさばるのよね」と新しい弁当箱を買ってきました。
色違いの四角!
どうして100円でこんなものが作れるんだDAISOさん!バリエーション豊富すぎないか?
私は色違いの丸バージョンを使っているので、四角に変わるだけで、詰め方や内容も微妙に変えないといけません。
「リュック買ってあげるから○にして欲しい」
「もったいないしこのままがいい。⬜︎で」
○、⬜︎、○、⬜︎、⬜︎、⬜︎、しかく、圧倒的に四角!
不毛な○⬜︎闘争に敗北した私は反抗し、NOおかず運動を開始しました。
しかし丼ものを作り続けることも難しいことに気付き、奥さんをより喜ばせる結果となりました。完全なる敗北です。
頼りは三銃士とやっぱり奥さん
おかずがたくさん入る⬜︎の空きスペースを埋めるため、今まで偶数だったものを奇数にしたりして、⬜︎にも大分慣れてきました。
スペースを埋めるのはやはり三銃士。
冷凍食品は欠かすことができません。
🥢冷凍ストックの重鎮
オクラ・小松菜・ブロッコリー・ほうれんそう・鮭
🥢もう1品おかずによく使う冷食ランキング
1位 カルビマヨネーズ
2位 一口みそカツ
3位 白身魚のタルタルソース
奥さんが特に好きなのはオクラです。麺つゆと鰹節で和えるだけの簡単なもので、温めても美味しくて私も好きになりました。
そして暑い夏は、未曾有の感染拡大で長い長いステイホーム。子どもたちも外に出ることができず、我慢の毎日だったと思います。
少しでもテンションあげてもらおうと5人分の弁当にもチャレンジしました。
また奥さんが仲間を連れてきました。〇、▢、に続いて『 さらに▢ 』。朝からキッチンがカオスです。そして食料の減りがハンパない。
ステイホームの夏休みは大変でしたが、奥さんがクレープ、タコス、スイーツ作りといったプチパーティーで子どもたちのガス抜きをしてくれました。
なんだかんだいっても私はつなぎのリリーフ、守護神は奥さんです。子どもたちも楽しい夏を過ごせたはずです。
弁当 OF THE YEAR
夏が終わると、奥さんのお腹もだいぶ大きくなり、完全な在宅勤務となりました。
弁当箱もしらっと〇に。
魚や野菜なんかも食べて欲しいと気を遣っていたのですが、
「魚だと夕方までお腹が持たない。おなかの子が肉を求めている」
とお腹をさすりながら中2男子みたいなことを言い、肉食化が進みました。このころの弁当は肉祭り。
産まれてきた息子もきっと肉食だな。
先日、奥さんに一番美味しかったとか、印象に残っている弁当は?と聞いてみました。
「えー、迷うなぁ。あれ、あれ。丼のやつ」
「これ?」「そうそう!!これこれ!!」
弁当 OF THE YEAR
奥さんが元気ならそれでいい。息子ちゃんもそんな奥さんのおっぱいを飲んでスクスクと育っています。
来年の楽しみ
今年の弁当の記録。
来年はどんな1年になるのでしょうか。いよいよ長女がJKとなり、毎日弁当が必要になります。
「女子高生が、持っていけるような弁当を作る自信ないよ」と奥さんと長女に伝えると……
「最悪、私が作るしかねえなぁ」と長女。
奥さんと私は、申し合わせたように顔を見合わせ
「それ最高やん!」
来年の弁当の記録はどうなっていることやら…
楽しみで仕方ありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。 いただいたサポートは他のクリエイターさんのサポートと奥さん子どもにあずきバーを買ってあげたいです。