ひふみ×映画『異動辞令は音楽隊!』×noteで開催した、「#一歩踏みだした先に」投稿コンテストの審査結果を発表します!
2022年8月8日から約1ヶ月にわたって開催した、一歩踏みだしたことや、その先に見えた世界について語る「#一歩踏みだした先に」投稿コンテスト。期間中(8/8-9/7)には、7,744件もの作品をご応募いただきました! 読み手も勇気をもらえるすばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。
noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。
審査員であるうえはらけいたさん、桜林直子(サクちゃん)さん、澤田智洋さん、映画『異動辞令は音楽隊!』監督の内田英治さん、レオス・キャピタルワークス(ひふみ)代表の藤野英人さんと、ひふみnote担当による選考の結果、下記のとおり受賞者が決定いたしました。
グランプリ
双極性障害と診断され10年間寝たきりだったおばと、目を逸らし続けた僕の話
子どものころからかわいがってくれた叔母さんが、双極性障害と診断され10年間寝たきりに。ずっと目をそらし続けていたゾウさんですが、あるとき一歩踏みだして叔母さんとコンタクトをとります。そこで得た気づきをつづった作品がグランプリに選ばれました。
審査員からも「特殊な題材なのに、後半にいくに従って『あのひとと気まずくなったな』という場面で一歩踏みだしてみたという、だれにでもあてはまる内容になっている。いろいろなひとに勇気を与える作品(うえはらけいたさん)」、「『一歩踏みだした先に』というコンテストのテーマを、いちばんドンピシャに表現できている作品だと感じた(桜林直子(サクちゃん)さん)」。一方、まとめ的に整理する独時の文体が議論となりましたが、「テーマや内容に独創性があり、書き方も、固有の体験から見出した発見をシェアしたいという、ゾウさんのホスピタリティを感じる(澤田智洋さん)」、「カテゴライズして定型化するような文章を書くタイプの方であるゾウさんが、叔母さんの感情という、カテゴライズできない曖昧なものに向き合ったことに価値がある(レオス藤野さん)」と評価されました。これまで避けてきたことから一歩踏みだし、みんなに通じる価値や教訓として共有しようとする、ゾウさんの人柄が垣間見える文章への共感もポイントとなりました。
審査員特別賞(うえはらけいたさん賞)
「お電話ありがとうございます」がわたしを変えた話
留学カウンセリングを行う企業でインターンをすることになったmayu.kさん。ずっと電話が嫌いだったのに、任された仕事はなんと留学生の電話相談。最初はたどたどしかったけれど、周りのひとの話し方を聞いて研究し、自分の言葉で電話ができるようになったといいます。苦手なことでも一歩踏みだしてみると、自分を輝かせることができると思わせてくれる作品です。
審査員特別賞(桜林直子(サクちゃん)さん賞)
学校嫌いなベンチウォーマ。なぜか進学塾に通いはじめた結果。
Yomi @3人子育て中フリーランスママデザイナーさんの息子さんは小学5年生。3年続けたサッカーを辞め、ある日「進学塾に通いたい」と言い出しました。学習の習慣がなかった息子さんが毎日塾に通う生活をはじめ、大変かと思いきや、たのしんでいるそう。「勉強できるようになりたい」と、自分の力で一歩踏みだした息子さん。子どもの挑戦を応援するお母さんの懐の深さを感じさせます。
審査員特別賞(澤田智洋さん賞)
『平日、仕事後、余裕なし』の私が、お風呂場で息子から学んだこと。
仕事と子育てで余裕をなくしていたようこさん。長男と次男をお風呂に入れようとしたときに次男が泣き出してしまい、途方に暮れていると、突然長男が拍手をしはじめました。「ママ、いつもお仕事がんばっていて偉い」。ようこさんはその言葉に励まされ、余裕を取り戻したといいます。何事も心の持ちようが大事だと改めて気づかせてくれる作品です。
内田英治賞
キラリタイ
高校時代に吹奏楽部に所属していたまるこさん。オーディションに落ちたまるこさんは2年生になっても大会に出られず、本番前の打楽器運搬などをする「きらり隊」に入ることに。まるこさんはきらり隊で精一杯がんばり、その年の全国大会での金賞受賞を心から喜ぶことができたそう。自分の望みが叶わなくても、諦めずに仲間とがんばれば、未来がひらけることもあると教えてくれます。
ひふみ賞
美容師さんを質問攻めにしたら、新しい世界がはじまった
美容院で美容師と話すのが苦手だった微熱さん。ある日、「話しかけられる前に自分のほうから美容師さんに質問してみよう」と考え、気になっていたことを聞いてみたそう。すると美容師さんも熱を込めて答えてくれ、会話が盛り上がったといいます。相手を知りたいと思う気持ちを大切にして一歩踏みだすことが、新しい世界を広げるきっかけになると教えてくれる作品です。
入賞
各審査員からの総評
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投稿期間は終了しましたが、あなたが「一歩踏みだそう」と思っていることについて、あらためて考えるきっかけになれればと思います。
ほかの投稿作品についても、以下URLよりぜひご覧ください。
コンテストを振り返って
以下、ひふみnote担当からのコメントです。