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#7 【関西】たましい震える洗礼旅① ~太陽の塔(大阪)~

こんばんは。
ineです。

今日はかなり、春の陽気がただよっていました。それにしても、寒くなったかと思えば、急にぽかぽかしたり。最近のお天気は気まぐれですよね。冬ごもりしていた動物たちも目覚めてよいものかと、なんとも悩ましい今日この頃ではないかな。

そんな“そろそろ目覚め⁉”のタイミングに、ふり返りたい旅があります。

昨年(2021年)11月、大阪からはじまった4泊5日の旅。それは、わたしにとって、「たましい震える洗礼の旅」でした。“目覚め”を促されていたのかもしれません。この旅で、何を見せられたのか? 数回にわたりお届けしていこうと思います。

それでは、出発進行~。

【大阪】前泊入りを無駄にはするまい!

旅1日目。お昼前に、新大阪駅へ到着。

今回の旅の目的は、2日目からはじまる三重・和歌山・奈良を巡る旅。スケジュールの兼ね合いで、前日から大阪入りすることになりました。そうと決まれば、大阪滞在を無駄には過ごしたくない! 旅熱がメラメラ。旅先では、かなり行動派のわたしです。

到着して向かった先は、ランチ会。集ったメンバーは、オンラインコミュニティの仲間で、実際に会うのはこの日が“初”でした。だけど、そうはまったく感じさせない盛り上がりっぷりで、時間はあっという間に過ぎてゆき。
おっといけない。このあとの予定があるので、後ろ髪引かれながらランチ会は終了。また会いましょうね~❤

出汁巻き玉子が丸ごと一本、どどん!


ようこそ、太陽の塔へ

その後の行き先は、ずっと行ってみたかった『太陽の塔』。
そう、あの岡本太郎大先生が1970年の大阪万博のときに手がけたもの。

あるとき、この塔の横(正確には『万博記念公園』の横)を車で通過したとき、一瞬だけ見えた塔のことが忘れられず。またあるときは、大好きなドリカムが、万博記念公園でLIVEするというので、恋焦がれていた場所でした。

今回の旅で、ついにチャンス到来! ランチ会を主催してくれた友人に行きたい旨を伝えると、せっかくなら一緒に、ということになり。塔の入館予約から、現地までの案内役を務めてくれることになりました。心強い助っ人に感謝。

木々の間からひょっこり。そこだけ異次元の存在感

恋焦がれた塔とついにご対面

モノレールの車中から見えた塔は、そこだけ異次元! 飛行機の中から富士山を見るとき、そこだけが圧倒的オーラを放っているの分かりますか? 太陽の塔もまさしくそんな感じ。その姿がどんどん大きくなってきて興奮が冷めやらぬまま『万博記念公園駅』へ到着。

入館予約の時間が迫っていたので、すぐさま猛ダッシュ!

大きいから近くに見えるけど、走れど走れど、なかなかたどり着けず。ぜえぜえ息を切らしながら、やっと塔の真下まで。

ダッシュしながら慌てて激写。ん、誰?

真下まで来ると、その迫力たるや。
高さ70m、腕の長さ25mの巨大な塔は、生き物なのか、なんなのか。天才・岡本太郎だから生み出せた摩訶不思議な形。両手の間に顔があり、よくみるとその上にも小さな顔。真裏に回ると、そこにもまた、別の顔があるではありませんか。

お腹の顔は「現在」、頂部は「未来」、背面にあるのは「過去」を表しているそうです。うむ。

正面に「現在」と「未来」の顔が2つ。にしてもスゴイ形
裏の顔は、過去。シュールな表情が意味深


芸術が爆発するとは、こういうことか

「芸術は爆発だ」とは、岡本太郎氏の有名な言葉。
その言葉に込められた熱量を、太陽の塔を通じて、まざまざと見せつけられた気がしました。
なんとも摩訶不思議な塔の形しかり、内部に創り上げられたダイナミックな世界も、まったく想像の外。これは、芸術が爆発でもしない限り、生まれないんだと思いました。

腹の底からドクドクと突き抜けてくるもの。火山が爆発するように、にんげんの内から誕生したビッグバンなのか。

塔の内部で待ち構える「生命の樹」

なんじゃこりゃーーーーー!!!
内部に潜入すると、再び目ん玉が飛び出しそうになりました。

ド派手な赤い空間に、「生命の樹」と呼ばれる高さ41mもの巨大造形物が出現したのです。それは、生命の進化の過程を表したもの。生命が誕生する約40億年前から、現在、未来へ。
1階から階段を上っていきながら、進化の過程を見られるようになっていました。

わたしは、ただ『太陽の塔』を見るつもりで行ったのに、何もかもが想像を超えてくるではありませんか。

『太陽の塔』って、単なる芸術作品ではない。

外観もすごいけど、内部はさらに別次元

自分が、いまここ(現代)に生きているとは、どういうことか。
岡本太郎氏が、太陽の塔を通じて、伝えたかったメッセージはなんだろう。
そんなことを考えながら、展示物を見つめました。

時間が止まっているようでした。

想像だにつかない、はるか40億年も前から、いのちの営みが今につながっている。これこそが、奇跡。


わたしはどうやら、いのちの歴史を振り返る旅に、誘われたようです。

②へつづく…


文・写真/ine

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