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インドのギーとはどんなもの!

今日のブログでインドの伝統的なギーについて話したいと思います。
まず、「ギーとはなんですか」を見てみましょう!ギーは、古代インドで発祥されたオイルみたいなものです。インドでは一般的に料理のに使われているギーはスーパーフードとして呼ばれています。

語源:
ギーという言葉の由来はサンスクリット語です。サンスクリット語でギーはघृत(घृत:グルト:Ghrita) です。インドのアーユルヴェーダでもグルトという言葉は書かれています。

作り方:

牛乳 →ヨーグルト →バターミルク →バター →ギー
インドでギーを作り時生乳を使われています。生乳は低温殺菌されていないので、厚い層状のクリームを得ることが出来て、大量にギーを作ることが出来ます。インドでギーは基本ヨーグルトから作られています。牛から得た牛乳を温めたら牛乳の上に出ているフレッシュクリムを一週間ぐらい集めて、そのクリムからヨーグルトを作ります。そして、このクリムを木製ギー泡立て器でよく混ぜたらバターミルクとバターが出ます。バターミルクとバターを分別して、バターを弱火でしっかり煮込んむと本格的はギーが完成です。こうやって作ったギーはインドで「देसी घी :Desi Ghee:デシ・ギー」と呼ばれています。デシ・ギーと「インドの伝統的な作り方で抽出された純粋なギー」または「ナチュラルギー」を意味します。インド人がよくこのDesi Gheeにこだわっています。お店で売っているギーの缶にもよくヒンディー語でデシ・ギーを書いてあります。

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ギーを作っている昔の女たち

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ギーを作る木製の回転式ホイッパー

ヒンドゥー教におけるギーの重要性:
ギーは基本牛から得た牛乳から作られています。インド最古の文献ヤジュルヴェーダによると、インドでは牛は神聖であると思われており、ヴェーダのヤグナとホマ(火の儀式)では、ギーをアグニ(火)を介してさまざまな神に義務を与えることが神聖な要件です。結婚式、葬式、ヤグナなど、火の儀式を行っている儀式にギーを利用されてます。それ以外、神様をお祈りしている時のメインオイルランプ(Diya)にもオイルを使わずギーを利用している家庭やお寺が多いです。

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料理での使用:
ギーは基本料理で使われています。いろいろな料理にギーはいろいろな使い方があります。例えば、ビリヤニやカレー作る時油の代わりにギーを使う、チャパティやロティにギーをつける、ドーサの生地に入れても使われています。古代インドでギーは油の代わりに、をよく使われていました。揚げ物する時、ギーで揚げたらよりもっと美味しく食べられます。簡単な食べ方だと、白ごはんにイエロー豆カレーをのせて、ギーをたっぷり入れて、少しレモン汁をかけて食べることです。北インドでパラーターにギーをたっぷりつけて食べる習慣があります。

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アーユルヴェーディック効果:
アーユルヴェーダでは、ギーを医療用に使用されました。デシギーは脂肪で構成されており、その62%は飽和脂肪であり、脂質プロファイルを損なうことなく、善玉コレステロールを増加させ、悪玉コレステロールを減少させるのに重要な役割を果たします。

• 体を内から暖かくしてくれる。
• エネルギー源
• 肌に良い
• 消化を改善する
• 便秘を治す
• 脳と神経系に栄養を与える
• ホルモンのバランスをとる
• 免疫力を高める

保存方法:
デシ・ギーは冷蔵庫で入れないで常温で保存しても大丈夫ですが、バターやクリームから作ったギーを夏に冷蔵庫で、冬に常温で保存した方がいいと思います。

ギーはヘルシー!
最後にギーはヘルシーかというと生乳で伝統的な作り方で作られたギーは問題なくヘルシーです。デシ・ギーを入れた食べ物も体に良いです。スーパで売っているギーやバターで作られたギーはデシ・ギーみたいに素晴らしい効果は出せないけど、普段料理やスイーツ作りに少量に使っても大丈夫です。

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