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白眼視「はくがんし」

白眼視とは、冷たい目で見ること。
冷淡な態度をとることをいう。

冷たい人だと言われて、傷つく。
そういう自分は、とっても冷たい一面を
持っている。そんなことを
意味している。

自分の冷たい一面を
隠しきれていない。バレている。
こういうふうに感じると、
いてもたってもいられない。
穴にも入りたい。そんな心境になる。

だから、白眼視がとっても怖いんだ。
冷淡な態度をとられることが、
嫌なんだ。てめえが、
そういう一面を持っている癖に、
他人からは、そうされたくない。
そういう気持ちが強い。そんな自分である。

「自分でもそうするよな」

やっぱりそんな感覚が大事なんだ。

「自分ならしないのになぜ?」
なんて、おめでたい感覚じゃ、
おぼつかない。弱々しいってことなんだ。

本当の自分ってヤツは、
意にそぐわないヤツは、白眼視する。
そういう怖い一面を持っている。
そのことを受け入れなくちゃならない。
そういう時期だってことなんだ。

他人の白眼視が怖いんじゃない。
自分の他人への白眼視が怖いだけなんだ。
そして、一番怖いのは、
自分自身への白眼視である。
こいつに気づけば、今までよりも、
ずっとずっと楽になる。
そんなふうに感じるんだ。

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