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家族の絆を考える

絆とは、本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、
通りがかりの立木につないでおくための綱のこと。
しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていたという。

だから、家族の絆っていう言葉なんかも、
決して美しいものじゃない。

家族には絆があるから、
他人には決して感じない、憎悪や恨み、
嫉妬心、劣等感が強烈に生まれるんだ。

泥沼の人間模様だって、絆が原因なんだ。

家族関係ほど、繋ぎたくても繋げない。
本当に厄介なモノなんだ。

でも、人生百年時代に入り、誰しもが、
自分を探索する「エクスプローラ」の時を経験する。
そんな必要があるという。

自分探しの旅だから、当然、危険もある。
行ったきり、帰らない。そんな人も出てくる。

大人しく会社勤めをしているほうが、
安全かもしれない。

そんな危険なエクスプローラの時期、
大事になるのが、この厄介な家族の絆なんだ。

こいつが切れてしまったまま、旅立つと、
途中で、自分を失い、消息不明になっちまうんだ。
悪いヤツに誘われ、ダークサイドに落ちるんだ。

でも、家族の絆がつながっていると、
死地からでも、何とか無事に戻ってこれるんだ。

家族の絆の素晴らしさ、ありがたさを感じること。
短命な時代ならば、あまり重視しなかった。
そんなことが、百年時代には
とっても大事になる。
つまりは、そういうことなんだ。

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