役割をまっとうする
人間は誰しも、役割を持っている。
赤ちゃんの時は、赤ちゃんの役割を、
幼児の時は、幼児の役割を、学生になれば、
学生の役割をまっとうする。
会社に入れば、会社員としての役割を、
結婚すれば、夫や妻の役割を、子が授かれば、
親としての役割を全うしなければならない。
何だか、成長の段階にあわせて、
役割を演じて、人生が終わってしまう。
そんな気がするんだ。
「役割をやめて責任を放棄せよ」と
言っているわけじゃない。
それぞれの役割を演じるのは、良い。
でも、役割を、演じるあまり、
自分を見失うなということなんだ。
自分の心をいつも自分のところ、
ゼロに置いて、それぞれの役割を
全うするということなんだ。
自分らしく父親役をする。
自分らしく学生をする。自分らしく社員をやる。
自分を忘れずに、役割を果たすことで、
自分も周囲も幸せになる。
ただ、誰かの理想の、誰かの喜びそうな、
そんな役割を全うするだけの人生なら、
やっぱり寂しすぎる。
そんなふうに感じるんだ。
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