魂の暗夜
古い自己イメージが死んで新しい自己イメージが、
誕生するプロセスを、16世紀スペインの神秘家
「十字架の聖ヨハネ」は「魂の暗夜」といった。
新しい朝を迎えるには
暗い夜を経過しなくてはならないのだ。
心理学者のC・G・ユングは、
これを「実存的変容」と呼んだ。
青虫は、サナギに成長し、サナギから蝶になって飛び立つ。
しかし、サナギの中でいったんどろどろに
溶ける段階がある。
一旦古いかたちが死ぬってことなんだ。
このブロセスを経て、アイデンティティがまるで違う。
そんな自分になっている。
生きながらにして死ぬとは、
魂の暗夜が明け、新しい朝を迎えることをいう。
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