伝えたいことがあるんだ

何としても伝えたいことがある。
そういう人は、強いんだ。幸せ者である。

何としても伝えたい。
そういうモノに気づかない時は、おぼつかない。
不安感に襲われるから、
いつも自分を足りないと思い、
何かで補うことに躍起になっている。

でも、何としても伝えたいことに気づいたら、
気づいたで、いろいろ大変になってくる。

伝えたいことは伝わらないから、
孤立感を味わうし、
上手な伝え方もわからないから、
嫌気がさす。
これはこれで、ツラい時間を経験する。

でも、そうやって時間をかけて、
自分の本当に伝えたいことを、
熟成させることが大事なんだ。

もし、自分の伝えたいことが、
簡単に伝わっちまうならば、
それは、やっぱり浅いところで、伝わっている。
そんなんじゃもったいない。

だから、やるんだ。
とにかく丁寧に時間をかけて、
自分の考えを練るんだ。
そうやって自分を熟成させる。
そんな感覚が必要なんだ。

何としても伝えたいことが、
熟成されたモノになれば、
扉は開かれるようになっている。

自分の伝えたいことが世の中に伝わるような、
そんな流れが生じてくる。
夢の扉が開く時は、そんな時なんだ。

何としても伝えたいことがある。
そんな人は、やっぱり幸せ者なんだ。
自分自身をよく知っているから、
落ち着いていて穏やかである。
あらためてそんなふうに思うんだ。