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家族からの合格証書

家族は鏡である。
家族は、自分の姿鏡である。
あらためて、そんなふうに感じるんだ。

家族の誰かの生き方に
不安や心配、憤りや矛盾、
こういうものを感じている。
そんな時は、自分自身が、
同種の感情を抱いている。
そういうことなんだ。

自分が生きることに、
この先の人生に、
大きな大きな不安を抱えている。
その大きな不安が形となって、
家族の言動に現れてくる。
ただ、それだけのことなんだ。

自分の内面の恐怖心が、
家族問題として、形になって出てきたってこと。
つまりは、そういうことなんだ。

だから、家族問題を鏡として、
とことん家族の不安に寄り添うんだ。
せっかくだから、問題を通して、
家族の内面とつながり、理解を深めるんだ。
家族を鏡として、自分の内面とつながり、
自分って人間を理解するんだ。

そうやって家族問題を自分の問題として
解決してゆくと、ある日、突然、合格証書が、
送られてくるんだ。

それは、心配で心配でたまらなかった、
嫌で嫌でたまらなかった。
そんな家族の中の誰かの
泰然自若の態度だったりする。

その変容ぶりに驚いては、
他人事になっちまう。
他人事じゃない。自分ごとなんだ。

結局自分が変わったんだ。
自分が泰然自若になったんだ。

自分が自分の不安を克服したんだ。
自分の内面にある恐怖の海を
泳ぎきったんだ。
家族からの合格証書は、
そういうことを教えてくれるんだ。

人生には、そんな瞬間がある。
家族問題は、自分の内面の問題である。
つまりは、そういうことなんだ。

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