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透野未来(とうのみき)彩波出版&藍の仕事
2024年7月22日 14:38
毎回不完全燃焼に終わるこのタイトルで、しつこく3回目の更新です。前回の2から1年半以上経過し、その間に展開した諸々の取り組みの中で多少アップデートしたことがあるので、そこを踏まえて記録したいと思います。 が、今までより突っ込んだ内容になるので、今回は有料マガジンに投げ込むことにします。藍染に真摯に向かい合っている人、向かい合おうとしている人に呼びかけもあります。つまり、ここにきて初めて、ちょっ
2024年7月5日 18:08
明治維新前後の大きな社会変革の中で、一大ギルドを形成していた阿波藍業界にも、輸入もののインド藍やそれに対抗しようとする国産沈殿藍製造工場設立の動きで混乱期が訪れました。 本来なら手を携えあって輸入ものの藍染料と立ち向かいたい阿波藍ギルドと国産沈殿藍一派ですが、理想的な活動にはなかなか結び付かなかったようです。国産沈殿藍工場と阿波藍商の対立 明治期、阿波藍ギルド崩壊の意味(1)では、大阪に沈
2024年7月2日 12:34
3年前から毎年夏に私たちの藍農園で開催しているクローズドの講習会です。メインは「ちょっと神経質で失敗しにくい沈殿藍の作り方実習」。作業の進行に合わせて座学もあり、阿波忌部と藍についての歴史の話、藍が発色する仕組みとタデアイの特徴についての話、その他藍染に関連するさまざまな調査結果からのトピックなどをお話ししています。 沈殿藍が沈殿するのを待つ間に、関連する場所をいくつか見学に行くこともしてい