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【インド就職】応募から採用までの流れ(現地採用)

2024年2月に私が日本で働きながら、インドの現地採用を目指して転職活動をした時の、応募から採用までの流れをまとめています。


2024年1月 転職活動開始時の私のプロフィール

社会人4年と9ヶ月目。
大学卒業後、新卒から当時までITの技術者として東京で約5年間就業。
インドにまつわる業務経験はありましたが、社会人経験が浅いことが不安要素でした。

2024年1月 転職活動開始

きっかけなど詳細な背景は割愛しますが、社会人5年目に突入する少し前にインドの現地採用の枠で転職活動を始めました。

会社の都合によって日本に帰国しなければならないことを考慮して、駐在員ではなく現地採用の方が私には合っていそうだと考えました。

実際に求人を見てみる前には、日本の仕事をインドでフルリモートで行うことも考えましたが、インドに住みながらお金を稼ぐにはインドの就労ビザが必要。
そして、インドの就労ビザには現地法人の雇用主が発行する書類の提出が必須だったこともあり、やはり現地採用の枠で求人を探すことにしました。

現地の日本人用仲介会社へ連絡・応募

現地採用で転職活動をしようと思った時、まず人材会社のサイトに掲載されている求人を見ていきます。
「インド 採用 求人」などのキーワードで検索すると、日本人を対象に仲介を行なってくれる現地の人材会社にあたることができるので、そこから自分の条件に該当する求人を割り出していきます。

実際に私はPasonaJACRGFに連絡を取ったり、求人に応募したりして、最終的にはRGFの仲介で希望する求人に就職することができました。

基本的に現地企業のホームページにある採用ページを見に行って・・・ということはあまり有効ではありません。
そもそも日本人向けの求人は載っていなかったり、現地採用者はエージェントを使って採用するというのがインドの現地採用の通例となっているためです。

また、ここで強調したいのは、どの人材会社がいいかとは一口に言えないというところです。
私が今回ご縁をいただいたのはRGFさんでしたが、どの人材会社がどの企業とつながりがあって、どんなポジションを紹介できるのか、さらに求人と求職者がマッチするのかは千差万別ですので、一旦いろいろな人材会社を見てみて、実際にコンタクトを取ってみるということをおすすめします。

なお、求人情報をみるときの福利厚生や手当については、以下にまとめています。

応募した人材会社と面談
人材会社を通じて応募または問い合わせをすると、まず人材会社の日本人担当者と面談を行います。
面談では、自身の経歴やインド就業でやりたいこと(なぜインドなのか・インドの中でもどの地域がいいのか・なぜその会社や役職なのか)であるような、日本の転職と共通するような内容からインド就業ならではの観点を担当者が聞いてくれます。

面談の内容を基に、ウェブサイトには載っていない別の求人を紹介してくれたり、担当者が現地の企業担当者に問い合わせたりしてくれるので、面談の前にしっかり自身の転職軸ややりたいことなどを明確にしておくことが重要です。

また、応募時に英語の職務経歴書(CV)の提出は必須ではありませんが、面談の前または書類審査に進む場合に提出を求められることがほとんどなので、日本語の履歴書と職務経歴書と合わせて事前に準備しておくことがおすすめです。

人材会社のウェブサイトには求職者から連絡がもらえるように、既に応募を締め切っている求人も載っているので、応募や人材会社との面談段階ではあまり胸を踊らせないように気をつけます。

また、インドにある日本企業の求人情報を一社一社で調べると、社数が膨大で時間ばかりがかかってしまうので、おすすめしません。また、日本企業のインド法人ページでは日本人の現地採用の求人は掲載されていないことがほとんどです。

このため、現地の担当者と繋がりのある人材会社にまるっとお願いしてしまった方が時間効率の面でも、マッチングの面でも適当かなと思います。

2024年2月 面接

私はインド転職において、ややピンポイントな条件で探していたので、数ある求人から応募に至った企業は1社のみでした。

書類審査の後、面接は計2回。直属の日本人の担当者と、部長に相当するインド人の担当者それぞれ1回でした。SPIのような適正テストは受けていません。

面接自体の流れや質問内容自体は日本の面接とほぼ同じですが、やはりなぜインドなのかとインドの中でもなぜその地域なのかは必ず質問をいただきました。

私はITの技術経験があり、応募したポジションもITでしたが、技術者としての採用ではなかったためか、とりわけ技術の知識や能力を問う質問やコーディングテストもなく、一般的な面接形態で口頭での質疑応答のみでした。

具体的な面接質問の対策はこちらの記事でまとめていますので、関心のある方は覗いてみてください。

2024年2月 採用

書類審査と2回の面接を経て、無事現地採用としての内定をいただきました。
私はインド本支店(?)ではなくインドの中でも別の地域での採用だったこともあり、面接後には採用地域の支店担当者(インド人)との面談の場もいただきました。
応募から内定まで、2–3週間かかったかなと記憶しています。

余談ですが、内定など全ての面接結果やフィードバックは仲介してもらっている人材会社がメールで知らせていただいていました。RGFだけではないですが、現地の人材会社の方は連絡もこまめなのでとりわけ不便を感じることはなかったです。

内定の知らせをいただいてからは内定通知書のようなものはなく、面接完了から数日〜1週間ほどで雇用契約書が送られてきますので、デジタルサインをしたら採用決定です。
雇用契約書は採用企業の担当者から直接メールを受け取っていたので、契約完了後に仲介していただいた人材会社へ報告する流れでした。

晴れて、現地採用にてインド就業が決定 🇮🇳

やりたいことや具体的なキャリア志望がある場合や、秘書や事務など総合職的なポジションではない場合は、志望する求人にあたることが少ないかもしれません。そんな中でも、妥協せず粘り強く転職活動をしてみると、ご縁をいただけることもあります。

採用後、渡航までの流れは別の記事にまとめています。


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