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ニクソン・ショック

おはようございますorお疲れ様です。

今回はこれまでの投稿でも出た『ニクソン・ショック』に

ついてご紹介していきます。

これは学校の授業「現代社会」か

「歴史」などでも習うと思います。ですので、

お子さんから「ニクソン・ショック」ってなんや?と

聞かれた時に、親としてドヤれる事間違いなしですし、

「パパ・ママは物知りだ」と尊敬もしてくれるので、

『親としての尊厳を守る為の話』と思っていただければ。

お子さんがまだ居ない場合は

近所の子供にでも教えてあげて下さい。

通報されない様に気をつけてくださいね。

*本来は
「金と紙幣の関係性」についてです。

ーーー金本位制ーーー

ニクソン・ショックをお話する前に

『金本位制』について触れておきます。

この制度は、1816年の大英帝国(イギリス)が採用したモノです。

実際は、金の採掘量が多いロシアが最初なのですが、

法形式ではイギリスが早くに確立したので、

一般的にはイギリスで説明することが多いかと。

この図の様に、お金と金を一定比率で交換出来る制度のことです。

(交換できる紙幣の事を兌換紙幣(ダカンシヘイ)と言います)

何故イギリスはこの制度を作ったのか?

当時のイギリスは「産業革命」により

できた「商品」

世界中の国に売り出したいと考えていました。

商売をすると言うことは同時に

「お金のやり取り」も生まれます。

ですので、他国から受け取った

「その国のお金」に

不安があったのです。

そこで、

「金とお金を交換する金本位制をあなたの国も取り入れてください」

「そうすればあなたの国とも取引をしましょう」

と金本位制を浸透させていったのです。

他国も

「大英帝国と取引できるなら取り入れます」

となって

イギリスは安心して

取引できる様にしていったのです。

日本も1897年に導入します。
(1円=金0.75g)

ーーー第一次世界大戦ーーー

イギリスの金本位制は

「100年」ほど続くのですが、

一旦廃止されます。その原因が

『第一次世界大戦』(1914-1918)です。

戦争は大金を使うので、

イギリスもお金を大量に使ってしまいます。

(お金が流れるなら誰かが儲けています。
悲しいですね)

それにより「対外債務」を

支払わなければならず、

兌換する事を保証するのが

難しくなってしまい、

英国「交換性を一旦辞めま〜す」としました。

一旦とはしたものの30年程経ち復旧します。

ーーーブレトン・ウッズ体制ーーー

これは1944年7月。

第二次世界大戦の終戦間近に

「アメリカ合衆国」により施行されます。

『米ドルと金を交換する制度』
(金ドル本位制とも言います)

「金1oz=35米ドル」で

交換できるというものでした。

イギリスとの違いは

「金と交換するには米ドルのみ」という

固定されたものでした。

ですので、金と交換するには

一度、米ドルに交換し、

しかも、35ドル用意しないと

交換することが出来なくなりました。

この様に
「俺らが基準であり、俺らが基準を作る」
と言えたのも

戦争で勝ったことにより

政治や経済がアメリカ中心になってきたという

時代が変わった時だとわかります。

ーーーニクソン・ショックーーー

ここでやっと本題になります。

この名前の由来になった

第37代大統領「リチャード・ニクソン」

この人の経済対策の1つに

『米ドルと金の交換を停止する』

という発表をしました。

それにより世界に衝撃が走ったことで

『ニクソン・ショック』と呼ばれる様になりました。

どんな衝撃かというと

これまでは、

通貨を発行する場合

通貨と同じ量の金を保有しないといけない約束

でしたが、

独自の判断で通貨の量を

決める事ができるようになり、

いくらでも通貨を刷れる様になりました。

それと同時にお金のルールが変わりました。

それまでは

「金と交換のできる券」だったのに、

「もう金とは交換出来ません」となり

お金が価値を失くしたタイミングです。
(交換できる券➡︎兌換紙幣)
(交換出来ない券➡︎不換紙幣)

お金を集めるだけでは意味がない時代になり、

それらをひっくるめたものが

「ニクソン・ショック」というものです。

ーーー何故起こったか?ーーー

原因としては、

米国の「財政・貿易赤字」
だとされていますが、

『ベトナム戦争』

本当の原因ではないかと言われています。

ここでも戦争です。

同じ失敗を繰り返すのが人間ですので、

聖書が2000年も読まれる理由が分かります。

ベトナム戦争
1955年ー1975年の20年間続きます。

予想に反して長引いたことにより

お金が大量に流出してしまい、

金と交換する事を

保証するのが難しくなりました。

そこでまたイギリスと同じ様に

「交換を辞めます」となったのです。

でも今の社会を見ると

「同じお金を使っている」

と思うかもしれませんが、

ニクソン・ショックまでに

「お金とは著名人が書かれているこれだ」

浸透しきっていたので、

「そのまま使っちゃえ」と

価値が無くなったとしても

使用することが出来ているのです。

無価値なものであるという事は、

お金は「中立的なモノ」

捉えることができると思います。

ただそこに、

・悪い使い方をする人が居る
・馬鹿な使い方をする人が居る

だけであります。

日本では「お金」についての話は

卑しい・汚い・醜い事のような

風潮があります。

でも何故そう思うのか?を聞いてみても

曖昧な答えしか持っておらず、

たった20年30年40年くらいの経験での

感情で話す方がいます。

ホリエモンさんに怒られますぜ。

「それあなたの感情論!!」と。

話が逸れて

意味が分からなくなってしまう前に纏めると、

ニクソン・ショックとは

『お金と金の交換が出来なくなり、
お金の価値が無くなった』

という出来事です。

これを説明できれば、

お子さんから「尊敬の眼差し」を受けること

間違いないでしょう。

余計なお節介を失礼致しました。

今日も1日「適当に頑張りましょう」

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拙い文章ですが、
最後まで後拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
ありがとうございました。

今回のイッヌ🐶
実家にいたヨークシャーテリアの「なっちゃん」

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