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自分を責められるのは、できることを一旦やり切ったからだ。

僕の最大の長所でもあり、最大の短所でもあるのが「責任感」だと思っています。

とにかく、何かを投げだす勇気が持てず、何でも諦めずに続けようとするクセがあります。

何事も中途半端で終わらせたくないので、自分がやり切るまで絶対に終わりません。

そこが他人から羨ましいと言われる場合もあるのですが、自分を苦しめる場合もあります。

例えば、もう他の人が逃げ出してしまったことや、他の人に「もうやらなくていい」と言われたとしても、僕はやり続けます。

その結果、自分だけが虚しくなることがよくあります。

もう、周りに誰もいないのに、自分一人が馬鹿みたいに取り組んでいる。

気がついたら、自分の周りには誰もいなくて、みんなはどこか楽しそうな世界にいる。そこに悔しがったとしても、自分が虚しいだけ。

どれだけ周りを恨んでも、どれだけ周りを憎んでも、結局は自分が虚しい。

しかし、簡単に投げ出してしまっても、自分を責めてしまいます。

もう、責任感の挟み撃ちです(笑)。

なので僕は、責任感が弱い人が羨ましいです。

どんな時でも簡単に人を裏切れるし、恩も義理も感じないし、筋を通すこともしないし、何より、それで自分を責めずに開き直っているのが、最強だと思います(笑)。

また、責任感が弱い人の方が、好かれているのも皮肉なことです。

僕みたいに責任感が強いと、人が付いてくるか離れるかの二択ですが、責任感が弱い人は、どんどん自分のフィールドを広げていくので、人が増えていきます。

そっちの方が、賢い生き方だと思います。

ただ、自分の性格を恨んでもしょうがないですし、そんな生き方をしたことがないので、なかなか簡単にシフトチェンジもできません。

なので、責任感が強い星の下に生まれたのであれば、いつだって責任感を全うするしかないのです。

何事も続けられるからこそ、物事の上達は早いです。

何事も続けられるからこそ、自分の好きなものがハッキリ見えています。

何事も続けられるからこそ、中途半端には終わりません。

責任感が強い人だからこそ、できることはたくさんあります。

ただ、責任感が強い人が気を付けないといけないのは、「自分を責めてしまうこと」です。ここが一番辛いところです。

何かがうまくいかなかったら、自分のせいにして、とにかく自分を責めることが得意です。

しかし、よく考えたら、その時点で、もう素晴らしいのです。

自分を責め始めたということは、自分ができることを一旦やり切ったということです。

自分が結果を出すために、やり尽くしたうえで「自分は不器用だ」「自分は相手の気持ちを分かっていない」「自分はバカだ」と罵るのです。

何もしていない人間が、自分を責めたりはしません。

何もしていない人間は、自分を責める材料がないからです。

しかし、責任感が強い人は、自分を責める材料があるから、責めることができるのです。

責める材料を集められるほど、一生懸命に時間と体力を使っている。

まずは、そんな自分を好きになりましょう。そんな自分をすごいと思いましょう。そんな自分を健気に思いましょう。

あなたの責任感が、誰かを救うことを忘れないで下さい。

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