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心を着飾らなくちゃ、人見知りは直らない。

「すみません、ちょっと聞いてもいいですか?」

話したことのない人に話しかけるとき、あなたの心の中には、どんな音が鳴りますか?

僕は、速い鼓動が全身に鳴り響き、話しかけようとすればするほど、警告音のような高い音が遠くから聞こえてきます。

怖い。苦しい。恥ずかしい。

そんな感情が溢れ乱れて、僕にブレーキをかかります。

いい歳をこいて、人に話しかけることもできないのか。

そんな自分が情けなくもなりますが、ここは一度、じっくりと考える良い機会だとも思いました。

僕は、昔から人見知りで、人に話しかけるのが得意ではありませんでした。

しかし、学校生活を送るうえで、こんなことを思うようになりました。

大人しいやつは、絶対に損をする。

クラスで目立ったやつが面白いやつ扱いされるし、にぎやかなクラスに入れる確率が高いし、好きな女子とも関われる機会が増えます。

僕は、自分だけが損したくないと思い、恐れや羞恥心を少しずつちぎって、積極的に人と関わるようになりました。

結果、学校生活は楽しくなって、僕にとっては強烈な成功体験になりました。

しかしながら、ここ最近、人に話しかけようと思ったものの、全く声が出なくなってしまうことがありました。

本当は話しかけたいし、話しかけなかったら後悔すると分かっているのに、どうしても勇気が出ない。

身体が僕を無理矢理引き止めるのです。

僕は、怖がりな身体に屈してしまいました。

一度は壊したはずの人見知りは、すぐに修復され、あっという間に体を蝕んでいきました。

なぜ僕は、話しかけられなかったのだろうか。

その理由は、一度は人見知りを克服したからです。

人見知りを克服した僕は、人見知りの楽さがものすごく分かるのです。

人に話しかけまくっていると、僕のことを受け入れてくれる人もいれば、僕のことを迷惑がる人もいます。

迷惑がられると、すごく悪いことをした気分になるので、そのダメージはとても大きいです。

自信を失うし、相手のことを少し嫌いになるし、どんどん恐怖心が育っていきます。

こんなにビクビクして生きるなら、最初から話しかけない方が楽なんです。

でも、続けていれば、絶対に損はします。

話しかけなければ、何も得ることができません。

友情も恋愛も自分のためになる情報も、何も得られません。

そして、迷惑がられたとしても、何も奪われることもありません。

決してリスクの高いことではないのです。

なのにも関わらず、僕は楽な選択肢をとってしました。

1人で考え込んでいる時間が多い僕は、人と喋らない楽な生活をしているため、なかなかモードを切り替えられなかったのでしょう。

いくら着飾った服を着て外に出ても、心が部屋着のままじゃ、他人と話す自信がなくなるし、楽な方へと流れていきやすくなります。

外に出る時は、身も心もおしゃれをして、しっかりと人の目を見れるようにしたいものです。

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