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理想を負ってしまったら、何もできなくなる。

僕は、自分で自分を褒めることが、あまり得意ではありません。

もちろん、自分が満足のいく結果を出せたら、自分を褒めてあげたい気持ちはありますが、少し上手くできた自分に対しては、かなり厳しくなってしまいます。

「んー。もうちょっとやれたんじゃないか・・・」
「まぁ、何もできてないわけじゃないけど、何かしたわけでもないな」
「今日は、そこそこって感じだったなー」

こんなふうに、中途半端な自分を否定的に捉えてしまうことがあります。

僕の問題は、どんなことにでも否定的に捉えてしまうことです。

例えば、自分の苦手なこと。

苦手なことがちょっとでもできたら、本来は喜んでいいはずなのに、なぜか僕は自分に対して厳しくしてしまいます。

「他の人はもっとできてた」「こんなもんじゃダメだ」と思い、自分を鼓舞します。

その鼓舞が僕の原動力になってくれればいいのですが、結局僕は、自分の鼓舞のプレッシャーに押しつぶされてしまい、次はもっと力を発揮できなくなります。

「やらなきゃ」ばかりを考えて、肝心のやることは見過ごしてしまうのです。

僕のようにプレッシャーに弱い人間は、こんなふうに考えちゃいけないのかもしれません。

理想を追い続けたからこそ能力が向上したこともありますが、きっとそれだけでは、能力を伸ばし続けることは難しいです。

理想を追うのではなく、理想を負うようになってしまったら、プレッシャーに弱い人間は、何もできなくなります。

得意なことなら、理想を追い続けても苦になりませんが、苦手なことは、理想を追いかけるうちに、気負いしてしまうことがあります。

だから僕は、苦手なことで理想を追うことはやめようと思いました。

理想的ではないかもしれないけど、苦手だからしょうがない。

苦手なのに、自分なりに努力したなら、もうそれでいいじゃん。

以前よりも、苦手意識がなくなった感じがする!

こうした小さい進歩を、一つ一つ喜んでいく方が現実的な気がします。

苦手なものを厳しく批判すると、そのことは嫌いになってしまいます。

だったら、理想を目指さない方が、結果的に一番の近道になるはずです。

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