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率先して他人を褒められたら、要らないプライドは消えていく。

「プライド」という言葉は、ものすごく広い意味で使われます。

誇りや自尊心を持つ人もプライドが高いし、他人を見下す人もプライドが高いし、自分の能力が高いと勘違いしている人もプライドが高いし、人からの見られ方にこだわる人もプライドが高いです。

つまり、プライドはプライドでも、他人への迷惑のかかり方の度合いは、意味によって大きく変わってくるのです。

僕は、そのプライドの中でも、絶対に捨てなきゃいけないと思うものがあります。

それは、「自分のことを過信する」というプライドです。

このプライドだけは、なかなか捨てることが難しく、過信していることすら気づけていない人もいます。

しかし、自分のことを過信すると、確実に他人に悪影響を及ぼすことになります。

自分のやり方や考え方、自分の能力を信じすぎているからこそ、他人の言葉を受け入れられなくなるし、他人を傷つけることもあります。

自分に非があるかもしれないのに、過信しきっていると、自分の非を考える暇がありません。

過信プライドは、危険性が高いのに、瞬間的に止めるのも難しいのです。

では、どうやって過信プライドを捨てていけばいいのか。

その方法は、「率先して、他人の良いところを見つけ続けること」しかないと思います。

一見、何の関係もなさそうなことですが、他人の良いところを見つけるというのは、プライドが高い人はできない行為です。

率先して、他人の良いところを見つけるためには、他人のことをよく観察しなくてはいけません。

探し続けてみれば、他人の良いところがたくさん見つかります。

たとえ、自分が過信している分野じゃなくても、自分にはないものを持っていて、それを必要としている人がいて、その中には自分もいることに気づかされます。

そこまでいけば、自分のやり方が「絶対的な正解じゃない」ことに気がつきます。

例えば、話すのが上手いと過信している人の場合、大体は、自分が面白いと思うワードを入れることに固執していることが多いです。

しかし、周りを観察すれば、話の組み立てが上手い人もいるし、分かりやすく話すのが上手い人もいますし、相手の聞き心地のいいリズムで話すのが上手い人もいて、どれも他人を魅了する話し方だと気づくでしょう。

そうすれば、自分に足りないものが見えてきて、自分の視点に偏りすぎることはなくなっていきます。

他人を尊敬して、他人から学んで、他人に頼っていけば、さらに飛躍した自分に出会うことができます。

無駄に他人を傷つける前に、一度、他人の良いところを探してみれば、プライドの代わりに、新たな能力が手に入るでしょう。

こうして、他人によって擦り減った過信は、ちゃんとした自信に変わっていくのです。

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