その自己嫌悪、まだちょっと早いかも。
僕の短所は、とにかく集中力がないことです。
すぐに他のことが気になってしまうので、一つの作業に集中して取り組むのが苦手です。そのため、あまりにも興味のないことは、あっという間に忘れてしまいます。
昨日、コインランドリーに行こうとしたのですが、100円玉がありませんでした。
だったら、ドラッグストアでティッシュや石鹼やフルグラを買って、1000円札を崩して、お釣りで100円玉をもらおうと思いました。
ドラッグストアに入った僕は、商品の値段を確認しつつ、100円玉がもらえるように計算しました。
合計金額は、1080円。2000円で払えば、お釣りは920円です。100円玉が最低でも4枚は集まるだろうと思っていました。
レジに並ぶと、店員の元気がなく、ロボットのような接客だということに気がつきました。声も小さく、笑顔なんてありません。
なんとなく、そこに気を取られているうちに、会計の時間になってしまいました。
財布の中には、4080円入っていました。僕はちょうど1080円で払えることに気がついたため、それで支払いました。
商品を抱えて店の外に出た瞬間に思いました。
「ちょっと待て。俺、アホすぎねぇーか?」
あそこまで一生懸命に計算していたのに、たった一瞬で1000円札を崩すことを忘れていました(笑)。
しかも、こういうことはよくあるのです。これまでにも誰かや何かに気を取られて、やるべきことをやらなかったことなんて、たくさんあります(笑)。
その度に、自分の頭の悪さを恨んでいました。その時も恨みました。
その後、どうしても100円玉を崩したいと思った僕は、自販機でジュースを買うことにしました。
しかし、1000円札を入れようとした時に、100円玉のお釣りが切れていることに気がつきました。
僕は、どこまで運がないのでしょう(笑)。
そして、心の中で「ドラッグストアでお釣りで100円玉さえ貰っておけば、こんなことにならなかったんだ!」と、また恨んでしまいます。
しかし、100円玉のお釣りが切れていることには、気がついたのです。
100円玉が切れているかもしれないと予想して、自販機に向かったわけではないのに、あの小さい表示に気がついたのです。
本当にアホだったら、それにすら気がつかないでしょう。
これこそ、集中力欠如の賜物です(笑)。
基本的にあっちこっちを見回しているからこそ、そんな小さい表示にも気がつくのです。
集中力がないからこそ、人間観察を無意識にできますし、何かが変わったことにもすぐに気がつきますし、休憩を取ることも上手いですし、新しい発見は常にあります。
ご時世的に言えば、集中力がないからこそ、ここ何年もリモートワークの仕事をできていると思います。人がいっぱいいる会社で仕事をやるとなると、余計に人を気にしすぎて注意散漫な状態になってしまいます。
自己嫌悪になる前に、その短所のおかげで助かったことを数えてみると、短所の価値に気がつきます。
俺の集中力よ、本当にありがとう(笑)。
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