コミュニケーション力は、「話す」と「聞く」のバランスで決まる。
コミュニケーション力が高いと言われる人は、2通りのパターンがあります。
まず一つ目は、「面白いことが言える人」です。
その人が話すエピソードが伝わりやすくて笑えたり、誰かの話に自分の言葉を添えてもっと面白くできる人は、コミュニケーション力が高い印象を受けます。
そして、もう一つは、「相手に合わせられる人」です。
自分のペースで話さずに、とことん相手のレベルや目線に合わせて、話を聞いたり、自分の中から適切な話を選んで話せるのは、コミュニケーション力が高い印象を受けます。
ただ、どっちかに偏っている人たちは、「コミュニケーション力が高い」というよりも、「面白い人」や「優しい人」と定義した方が、適切のような気がします。
では、コミュニケーション力が高いとは、なんだろうか。
それは、「話す」と「聞く」のバランスが絶妙に良いことです。
コミュニケーション力が高い人は、話しすぎず、聞きすぎず、話さなすぎず、聞かなすぎずという、絶妙なコントロールができます。
自分のペースと相手のペースのちょうどいい地点で、話を繰り広げます。
特に、誰かと二人で話しているときに、コミュニケーション力の高さは発揮されやすいです。
コミュニケーション力が高い人と話し終わった後は、「話す」と「聞く」のバランスがとれているので、自分が相手に伝えた情報量と相手が自分に伝えた情報量が、同じぐらいになっています。
そのため、自分も相手も満足した状態になり、「また会いたい」という気持ちが自然と湧いてきます。
どちらかが一方的に話しすぎると、話を聞いている方は我慢しないといけなかったり、話をしている方も疲れてしまったりして、「また会いたいけど、体力使うな・・・」と考えてしまいます。
ただ、このバランス感覚を身につけるには、「自分のことを伝えたい気持ち」と「相手への興味」を等しく持っていなきゃいけません。
コミュニケーション力が高いと自負している人の中には、「とにかく聞いておけばいいや」という姿勢の人もいますが、結局そういう人は「相手への興味」が湧いていないので、相手の情報を覚えていないことが多いです。
そして、「自分のことを伝えたい気持ち」がない人も、話が面白くても、上手くコミュニケーションをとるのは難しいです。
そういう人は、人見知り、気遣い、自己肯定感の低さなどで、自分のコミュニケーション力に蓋をします。
僕もいつか、そんなバランス感覚を身につけたいと思っていますが、やっぱり「自分のことを伝えたい気持ち」が勝って、喋りすぎてしまいます(笑)。
しかし、コミュニケーションの醍醐味は、相手の思考と自分の思考を交換することにあります。
新しい自分に出会いたいなら、コミュニケーション力の高さは、大事な気がします。
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