同級生の人間関係に、「格差」の概念は要らない。
高校の同級生と過ごしていると、たまにこんな話題ができます。
「俺たちの学年で一番稼いでるの、○○くんらしいよ!」
こんなふうに、お金を稼いでいる同級生を崇めるように、話をする人がいます。
おそらく、「誰がどれだけ稼いでいるか」ということに関して、みんな関心があるのでしょうが、僕はこの手の話題に興味がありません。
もちろん、お金を稼ぐことは容易ではないし、大変な苦労も伴います。
しかし、それを「学年の中で一番」とか、そんなふうにくくってしまっては、聞いていて恥ずかしくなります。
わざわざ他人と比較して、自覚しようとするものではないし、周りに周知させることでもありません。
もし、自ら「俺は学年で一番稼いでいる!」なんて言ってたら、なおさら恥ずかしいです。
稼ぎたければ勝手に稼げばいいし、稼いでいない人はそれでいい。
決して、他人を上に見ようとしたり、下に見ようとしない。
同級生の人間関係の醍醐味って、そこにあると思うんです。
会社での先輩・後輩のように上下の概念がなく、同じ立場で同じ目線で話をすることができるため、同級生の人間関係は楽しいのです。
社会人になれば、一緒にテストも受ける機会もないし、一緒に運動をする機会もありません。
つまり、同級生との差を自覚しなくてよくなります。
時々会って、いろんな話をするだけの間柄になるので、より上下を意識せずに楽しく話すことができます。
そのため、『誰が一番稼いでいるのか』という話題が出るたびに、「そんな穏やかな人間関係に、上下をつけてしまうような概念を持ってくるなよ」と、僕は思ってしまいます。
そんなことよりも、一緒に悩んだり、昔の面白い話を振り返ったり、将来のことを話す時間を大切にしたいものです。
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