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カモシタサラを伝えたい。

仕事や学校、人付き合いや自分自身に対して、疲れてしまっている人が多いこのご時世ですが、やさしい曲を聴いていますか?

日常生活ですり減らされてしまって、やさしい気持ちすら持てなくなる僕は、やさしい曲を求めがちです。その中で最もやさしいんじゃないかと思えるアーティストがカモシタサラさんです。最近、浴びように聴いています。

カモシタサラさんの曲を初めて聴いたのは、TOKYO FMの「スクールオブロック」という番組です。聴いた瞬間から、もう歌詞といい、声といい、メロディーといい、全てに感動しました。そこからライブに行ったり、CDを手に入れたりしています。

曲の中には、いい言葉ばかりが連なっていて、まさに良言体が潜んでいます。どれだけ聴いても気持ちが良く、手放すことのできない曲が多いです。カモシタサラさんの魅力を全部言おうとしてしまうと、今日では終わらない可能性があるので、代表曲についてだけ、お話させてください。

「グッバイ来世でまた会おう」

カモシタサラを聴くなら、この曲は外せません。何度聴いても聞き飽きない曲です。こんな歌詞から始まります。

「もしもね、僕が死んだら、庭のね、のら猫になるよ」

この時点で聴く人としては、一気に引き込まれてしまいます。「なんでなんで?」という疑問とともに、その優しい声とメロディーから、さらにその続きを知りたくなってしまいます。これは、別の曲でも言えるのですが、例えば「クリームソーダ」という曲の出だしでは、

「ガラクタだらけの6畳一間のこの部屋で、僕はクリームソーダについて考えてる」

という、始まり方です。この曲は、ライブでしか聴いたことがないので、僕が勝手に耳コピして書いています。間違えてたらすみません(笑)。まぁ、これが正しい歌詞だとして、「なんでなんで?」という疑問を持ってしまいます。

さらにすごいのは、記憶に残りやすい言葉を選んでいるというセンスです。正直、メロディーだけでも圧巻なのに、それに最も適切な言葉を乗せてくるのが、耳から離れない原因なんだと僕は思います。

すみません。ここで気づいたのが、「グッバイ来世でまた会おう」だけについて話そうと思っていたのに、ついつい他の曲まで話してしまっています。話を少し戻しましょう。

出だしの歌詞から、猫になってどうなっていくかが描かれて、サビの「グッバイ来世でまた会おう」につながっていくのですが、そこまでの道筋も優しいメロディーと聴き心地の良い歌詞がずっと続いて、日常生活で忘れてしまった優しい気持ちも全部思い出してしまいます。あまりに早すぎる日常に対して、すごくスローなので、この曲を聴くことで上手くリセットできそうな気がします。

僕のおすすめの聴き方は、電車の中で外の景色を見ながらがベストだと思います。いろんな場所で「グッバイ来世でまた会おう」を聴いてみたのですが、自分が仕事に向かう戦闘態勢になるときに聴くのが、日常のストレスを緩和させて、大切な人を思い出したりすることができます。

「グッバイ来世でまた会おう」は、ソロじゃないパターンもYouTubeやEggsなどで聴けるので、是非とも聴いてみてください。「クリームソーダ」はライブで聴いてみてください。曲もYouTubeやEggsなどで聴けます。一度聴くと、誰もがそのやさしさを浴びたくなります。遠慮せず、やさしさを浴びましょう。

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