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「他人の人生」に手も足も出せないから、せめて口出しぐらいはさせてほしい。

「他人の人生に口出しするのは良くない」という考えは、本当に正しい考え方なのでしょうか。

確かに、自分の親が進学、交友関係、仕事、結婚のことなど、すべてに口出ししてきたと考えるだけで、僕も気が狂いそうになるほど嫌なことだと想像できます。

僕の両親は、どちらかといえば干渉的な方で、僕の人生に口出しをガンガンしてきます。

「ちょっとウザいなぁ…」と思うこともたまにありますが、僕は悪いことだとは思っていません。

なぜなら、他人は、口を出すだけで、手も足も出せないからです。

自分の人生の全決定権は自分自身にありますし、そこに対して、何かしらの反対意見を言われても、自分がやると決めたら他人には覆せません。

つまり、どうせなら誰かに口出しをされた方が、いろんな意見が聞けるし、自分が見えていない部分を見れる良い機会だと思うのです。

ただ、自分が口出しする側になるときは、少し言葉をためらってしまいます。

他人の人生の話を聞いていて、「それ、今はやらない方がいいんじゃない?」と言いたくなることがあるのですが、それをすべて言葉にすると、相手から「俺の決定したことを応援してくれないんだ…」「俺は他人に束縛されるのが嫌なんだよ!」とか思われそうで、怖くなることがあります。

それと同時に、自分の心の中で「違うやり方を提案できるのに、相手に遠慮して何も言わないでいいのか?」といった罪悪感もあります。

この葛藤の戦いの末、僕が個人的に「やらない方がいい」と思ったことは、正直に言うようにしています。

形式的な言葉の「おめでとう」「頑張って!」「応援しているよ!」なんかよりも、勇気がいるし、心苦しくもなります。

他人にとっては、ありがた迷惑だし、逆に追い詰める可能性もあるし、悩ませることになるかもしれないので、あまり言いたくはありません。

ただ、これだけは分かってもらいたい。

「口出し」こそ、あなたの周りの人間ができる限界行為なのです。

それ以上はできないので、安心してほしいです。

そして、口出しした人の言うとおりの人生になってもならなくても、口出しした人を憎まず、自分の決断も恨まないでほしいです。

自分にとって、良い人生の選択をしてください。

きっと、干渉を嫌う人からは、この考え方すべてを否定されるのかもしれませんが。

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