見出し画像

“本気”だけが、目の前のことを楽しくしてくれる。

人よりも長時間取り組んでいても、上達しないものはあります。

どんな意識を持って取り組んでいるかで、物事の上達は見違えるほど変わってきます。

僕は、毎日パソコンに向かっているので、ある程度はタイピング速度が速いと思っていたのですが、そういうわけではありませんでした。

「寿司打」というタイピングゲームでは、初級のレベルでつまずいてしまい、何度も何度もやって、ようやくクリアすることができました。

僕は、小さい頃からパソコンに恵まれた環境ではないので、タイピングが速いヤツを見ては、「こいつらは、恵まれた環境だったからな」と言い続けてきました。

しかしながら、大人になったら、そんなごまかしは利きません。

否が応でもパソコンを使わないといけませんし、なるべく速く作業をしなくてはいけません。

タイピングなんて、やっていれば速くなっていくだろうとばかり思っていましたが、僕のタイピングの仕方は、しょっちゅうキーボードを見ていますし、文字を打つ時も超ゆっくりです。

それでは、全然速度は上がらないので、仕事も終わりません。

自分にとってデメリットしかないのに、なぜタイピングが上達しないのか。

その理由は、本気でやることが疲れると分かっているからです。

僕が意識的にそうしているというよりも、体が勝手に体力を使わせないようにしています。

人間はなるべく楽して生きていきたいので、わざわざ本気を出そうと考えません。

僕の場合、文字を書くスピードが遅いからといって、別に誰かに怒られたりするわけでもないですし、作業ができなくなるわけではありません。

僕が時間をかけてやればいいだけですし、体力を温存しながらやれば、疲れも少なくなります。

しかし、どうせ仕事をやるのであれば、その仕事で得した方が良いに決まっています。

仕事としてレベルが上がるだけでなく、タイピング速度も上がれば、自分の能力が増えます。

自分の能力が増えれば、他人や自分への貢献度が変わってきます。

タイピング速度が上がるだけで、仕事を早く終わらせることができますし、そうすれば締め切りに遅れないし、自分も自由な時間ができます。

そのメリットを無視してまで、本気を温存するべきでしょうか。

これは、会社でやる仕事だけではなくて、日ごろの料理や家事にも言える話だと思います。

せっかくその時間を使うなら、どうせなら本気でやってみて、自分のレベルを上げた方が、自分も楽しくなるし、周りも笑顔になります。

物事は本気でやるからこそ、楽しいことがあります。

どんな楽しくない仕事でも、本気でやることによって、楽しさが見つかったりするものです。

周りの人がちゃんとやってなければ、バカバカしくもなりますが、いつか自分の本気が当たり前になれば、意外と楽しいものです。

まずは、「疲れる=辛い」ではないことを、体に覚えさせないといけません。

楽しくないことは、本気でやっていないということ。本気でやっても楽しい限界がすぐに訪れたら、それは飽きたということです。

まずは、本気でやる。

こんな当たり前のことを忘れてしまうのは、人生において損出でしかありません(笑)。

面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!