話を聞こうとしないから、「上から目線」だけが残る。
僕は、よく上から目線で接されることが多いです。
「もっとこうしないと」「こういうふうに考えないとダメ」「今のお前にはまだ分からないと思うけど・・・」などなど、生まれてこの方、たくさんの上から目線の言葉を浴びてきました。
僕の考えが甘かったり、スキルが足りなかったりするからこそ言われている言葉だと思って、基本的にはありがたく受け取っていますが、ふとこんなことを考えるようになりました。
「上から目線」とは、どんなときに感じるのだろうか?
おそらく、先生や先輩にアドバイスされているときは、本当に上の立場なので、「この人、上から目線だな~」とは思いません。
自分が上だと思っていない人に何かを言われたときに、「上から目線」だと感じるのです。
では、立場が上の人以外は、一切のアドバイスはしちゃいけないのか。
全く、そんなことはありません。
業務上、上の立場じゃないからこそ気づけることがあるし、「もっとこうしたら?」という意見は、あるだけありがたいと思います。
しかし、「これは自分が気持ち良くなるために言いたいだけだな」と感じてしまったら、それはもう「上から目線」という認識になってしまいます。
例えば、誰かに「こういうふうに考えたら?」と言われた場合。
自分が「それは考えてみたんですけど、○○という理由で上手くいかなくて、今は、××というやり方でやっているんです!」と答えても、同じことを言ってくる人がいます。
「いや、だから今一度、こういうふうに考えてみたら?」
「なので、それは××という理由で・・・」
「こういうふうに考えてみないとダメだと思うよ」
「さっきも言ったんですけど、それは何度も考えたんですよ・・・」
こんなふうに会話が続く場合は、「上から目線」としか言いようがありません。
相手の話を聞こうとしないから、「上から目線」だけが残ってしまうのです。
アドバイスすることは悪いことじゃないし、それを聞くことも悪いことではありません。
しかし、それは相手の話を聞こうとしないアドバイスは、ちゃんと聞く必要はないと思います。
特に、1つの答えを押しつけるだけのアドバイスは、あまり参考になるものがありません。
いろんな上から目線を浴びてきた僕の経験上、「絶対にこうすべき!」というアドバイスよりも、「こんなふうにしたら?」と軽く言っている言葉の方が、ためになることが多いです。
その言葉は、インパクトが弱く、気を抜くと忘れてしまうので、聞き逃さないようにしなくちゃいけません。
アドバイスする方もされる方も、ちゃんと話を聞くことができなかったら成り立たないのです。
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