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あなたのすべては、今あるものだけじゃない。
何十年も人生を生きていると、なんとなく生き詰ってしまうときがあります。
別に、やる気がないわけでもないし、辛いわけでもない。かといって、楽しいわけでもない。
そんな無気力な状態が続くことがあります。
その状態が続くと、全てのことが面倒くさくなって、ただ生かされている感覚になります。
電車に乗るのも面倒くさい、人と喋るのも面倒くさい、ごはんを食べるのも面倒くさい、何かを考えるのも面倒くさい・・・。
もともと面倒くさがり屋の僕は、気を抜くとすぐにこういった状態に陥りやすく、ただ呼吸しているだけの人間になってしまいます。
では、なぜ無気力になってしまうのか。
その理由は、今あるものだけを見すぎているからです。
能力、交友関係、性格など、今の自分が持っているもので限界だと信じ込み、その貯金だけで生き延びようとしていると、ただ同じことを繰り返すだけの人生になってしまいます。
変われるかもしれないのに、変えられるかもしれないのに、変えた方が絶対に良いのに、今あるものだけで、自分のことを決定してしまうんです。
「自分は無力なんだ」という諦めが、無気力につながります。
決して、これまでの自分が積み上げてきたものを否定する必要はないですが、それに固執しすぎると、未来も過去と同じように続いていく気がしてくるでしょう。
あのとき、自分の一言で同僚を怒らせてしまった・・・。
あのとき、自分はすごく勇気を出したのに迷惑がられた・・・。
あのとき、自分のせいで良い結果が出せなかった・・・。
特に、そういった失敗の経験が記憶に強く残っていると、これから何をするにしても気力が湧いてきません。
ただ、無気力な気持ちになる前に、自分がこれから良い方向に進む可能性は本当に無いのかどうかを検討する必要はあるはずです。
これ以上、良い結果は出せないのか?
これ以上、良い人間関係に恵まれないのか?
これ以上、能力は上げられないのか?
これ以上、勇気のある人間にはなれないのか?
今あることだけにフォーカスしすぎていると、ついつい未来の可能性について考えるのを忘れてしまいがちです。
良い未来にしようと思わない限り、良い未来になることはありません。
自分が頑張っても良い未来にならなかったら怖いから、自分の今あるものだけを見つめて可能性を狭めてしまいがちですが、自分が頑張らなかったら、良い未来になる可能性すらありません。
自分の可能性を決定したところで、何も良いことは起こりません。
「今あるもの」と「これから得るもの」を合わせて、ようやく自分のすべてと言えるのです。
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