最も大変な努力は、勇気を出すこと。
「努力」と一概に言っても、努力にはいくつか種類があります。
人によっては、早起きすることが一番の努力だったり、人に会うことが一番の努力だったり、怠けないようにすることが一番の努力だったりします。
もしかしたら、そのすべてが同じぐらい、しんどい人もいるかもしれません。
「頑張る」と決めたものをやり抜くには、ある程度の長い道のりがあります。それを努力とともに走るのは、多少の苦労があります。
とはいえ、努力には大小があって、自分への負荷が大きい努力と、自分への負荷が小さい努力があります。
早起きするのも、人に会うのも、怠けないようにするのも、実は負荷が小さいほうの努力で、慣れればどうにかなるでしょう。
しかし、どうしても慣れようのない努力があります。
それが、「勇気を出す」という努力です。
「目標に向かって頑張ると決めること」「一か八かで発言してみること」「努力が報われる可能性に賭けること」など、これらはすべて、勇気を出さないといけないものです。
自分のやったことがやった分だけ返ってこないというのは、すごく怖いことですし、批判を浴びる可能性が高いことに自ら飛び込んでいくのは、精神的に落ちこんでしまう結果を招くかもしれません。
とはいっても、勇気を出さないことには、何も始まらないのが現実の厳しさです。
どれだけ努力しても、本番や公式大会に参加しなければ、自分が結果を残すこともなくなって、自分自身も面白味がなくなります。
もっと言えば、「勇気を出す」以外の努力が得意な人でも、勇気が欠けていれば、勇気があるヤツに負けてしまいます。
実力は大したことなくても、積極性がある人の方が活躍していることなんて、どの世界でもよくあることです。
勇気を出すことは、最も重要な努力で、最も負荷のかかる努力です。
そのくせ、勇気を出すのに慣れることは難しいです。
なぜなら、誰だって「恐怖心」というものが備わっているからです。誰だって恥をかきたくないし、失敗したくないし、カッコ悪くなりたくないです。
自ら恐怖に近づいて喜べるのは、恐怖系アトラクションぐらいでしょう。
ということは、勇気を出した分だけ、人と差がつくということでもあるはずです。
やはり、自己評価するときに最も大事にするべきことは、「勇気を出せたかどうか」だけです。
勇気を出してしまえば、あとの努力はついてきます。
一瞬の努力が、一生を変えていくのです。
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