必要なものを必要な分だけ取り出す大切さ。

必要なものを必要な分だけ取り出す。

これは、作業の基本です。

数年前に、肉体労働をしていた時に、このことを学びました。

必要なタイミングで必要な工具が取り出せないと、スムーズに仕事が進んでいきませんし、工具がどこにあるか分からない状態だと、探すことに手間取って作業が遅れてしまいます。

作業に遅れが出てしまうと、働いている人全員のリズムが崩れてしまい、集中力がすぐ切れてしまいます。

集中力が切れたままで、何かに取り組んでいくと、感情が表に出てしまい、作業効率を下げる一方です。

これは、仕事の生産性に限った話ではないと思います。

全てにおいて、必要な時に必要な分だけ必要なものを置いているのか。

それを考え出すと、無駄なものが多い気がします。

やけにストックしているお酒、いつの間にか増えてしまった友達、いつ何時もチェックしてしまうSNSの情報、余計に持ち歩いている現金…。

ほとんどの人は、無駄に多くの工具を用意しています。

余裕があった方が、いざという時に対応しやすかったりするので、ついついたくさん所有してしまいます。

しかし、そのせいで作業量を多くしてしまっているのも事実です。

例えば、僕がストレス解消したいと思ったとき。

余分に工具を持っている僕のストレス解消法は、たくさんあります。

①友達と会って喋る。
②ストックしているコーラをキンキンに冷やして飲む。
③気分を上げてくれそうな情報をネットで探す。
④動物を見に行く。
⑤好きなものを食べに行く。
⑥マッサージを受ける。
⑦買い物をする。

一気に７択もの選択肢が目の前に出てきます(笑)。

そして僕は、自分のストレスを和らげるために、７つの工具を順番に取り出していきます。

このとき、僕は自分の気が済むまでとことん対処に時間を使うので、ストレスが解消されるまでに、数日もかかります。

仕事の日は一生懸命に働いて、休みの日はストレスケアで終わります(笑)。

そんな日々を送って感じたことがあります。

人生が前に進んでいる気がしない・・・。

毎日がその場しのぎで、自分にかかった負荷を解消して、前向きになった途端に、溜めておいたことに取り掛かるので、ものすごく負荷がかかります。

これは、僕の工具の使い方が悪いのです。

やはり、仕事も生活も、生産性は大事です。

なので僕は、必要な時に必要なことをするように心がけるようにしました。

心が疲れている感じたら、動物に癒される。

体が疲れていると感じたら、マッサージを受ける。

思いっきり笑いたいと感じたら、友達と会う。

一日頑張ったと思ったら、冷たいコーラを飲む。

このように、「ストレスを抱えたら○○する」という抽象的な考え方から、「どんなストレスを抱えたら○○する」と具体的な方法に考えを改め、必要な時に必要なことをするように心がけています。

こうして具体的に考えることによって、自分が求めていることを自分で満たすことができるようになります。

自分のことをよく観察すれば、どんな工具が必要なのかも自ずと見えてくると思います。

そして、意外と使い物にならない工具が何なのかも理解できます。

僕の場合は、買い物です。

働いているのに、忙しすぎてお金を使う暇がないとき、無駄に衝動買いして何度も後悔したことがあります(笑)。

おそらく、テレビかなんかで、誰かが爆買いすることでストレス解消するのを見たのでしょう。しかし、この前一気に捨てることになりました(笑)。

ここに誓います。爆買いは、もうしません(笑)。