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目標を持つ理由は、ひとつしかない。

「目標を持ちなさい」「目標はなんですか?」

僕が子どもの頃、こんなことを大人たちに言われるのが、あまり好きではありませんでした。

「なんで、目標を言わなきゃいけないんだよ」と心の中では思っていましたし、なにより、自分にプレッシャーがかかってしまうのがイヤでした。

よく、「夢や目標は人に言った方がいい」と言いますが、目標を達成できなければカッコ悪いし、目標が高ければ高いほど、自分を追い込む形になります。

そんな目標を公言することが嫌いな僕ですが、心の中では、ちょっとした目標を常に持っています。

それは決して、人に宣言するほどのものではありません。

例えば、友達と会った時に何かしらの話をして笑わせるとか、いつもより少しクオリティの高い仕事をするなど、別に大したことではありません。なんだったら、持たなくても良いぐらいの目標です。

それでも、自動的に目標を立ててしまい、そこに向かって走っていきます。

どうして、つい目標を立ててしまうのか。

その理由は、自分の人生を楽しい方へ導くためです。

自分の未来に楽しみを作って、そこに向かっている感覚を少しずつ味わうことで、人生の充実度を上げているのです。

つまり、「目標」というのは、人生を楽しくするための道具でしかないのです。

それなのに、いかにも目標を持たなくちゃいけないような雰囲気、目標を達成するための苦しい努力、目標を達成できなければカッコ悪いという風潮を、少しでも感じたら嫌気がさしていたのです。

でも、その人たちが言うように、目標を持つことは大事なことです。

目標がない状態というのは、自分が集中すべきことだけに目を向けずに、注意散漫な状態になります。

そうなると、何をやっても、あまり楽しいと思えなくなり、生きること自体が面倒くさくなってきます。自分の未来に楽しいことが起きないと考えたら、朝起きるのも嫌になってきます。

ただ、目標は強制されるべきことでもなく、苦しいことでもありません。

それを達成した時の、自分の気持ちやスキル、周りの表情の変化を楽しみにしながら、進んでいくものです。

決して、自分にプレッシャーをかけるのではなく、人生を前向きにしてくれることこそが、本来立てるべき目標なんです。

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