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【ホモ・デウス 上】 書評#82

みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

今回は、「ホモ・サピエンス」の続編と言える作品です!
人類は、”サピエンス”を超えるのか!?そんなテーマと言えます。

ヘッダーは、吉田博史さんの作品を使わせていただきました!

この先の人類全体たどる道、方向性に関するお話です。私たち地球人のこの先の平和と幸せを願う気持ちを込めてこの作品を使用させていただきました。

ありがとうございます!!


目次


基本情報

ユヴァル・ノア・ハラリ(著) 柴田裕之(訳)
河出書房新社 出版
2018年9月30日 第1刷発行

全265ページ
読書所要期間4日

購入先

本書ももちろんバリューブックスさんです!!
社会への貢献具合が半端ない!!
いつもありがとうございます!!

私が本書に出会うきっかけ

本書は、サピエンス全史の著者が著したものである。
これらはすでに読んでいて、#21と#38で書いている。

これらを読んでいる最中に本書の存在を知り、買うことにした。

この本の本質

西暦2001年〜3000年の3000年紀といわれる時代に突入した今、私たち人類はそれ以前において人々を苦しませてきた3つの大きな課題、すなわち飢饉・疫病・戦争が、少しずつではあるがコントロールできる様になってきた。
そんな人類のこれからは、
いったい何に目を向けるべきなのか?
そのために、どんな力を身につけるべきなのか?
ということを問うものである。

いうなれば、これはアップデートというよりもOSの入れ替えかもしれない。
著者はこれを、『ホモ・サピエンスからホモ・デウスへ』と表現している。

「デウス」とは、そう「神」だ!!

私が感じたこと

1点目 〜人類第三の大プロジェクト

この考え方が、本書上巻の最大の肝ではないかと思っている。
第一と第二のプロジェクトは、これまで我々人類が一定程度目指してきたものだ。
しかしこの第三は、かなり性質を異にする。
これがこの21世紀において私たち人類が抱えるプロジェクトだ。

それはいったい何なのか!?

これはネタバレになるのでここでは伏せておく。
ぜひこれを確認し、第三のプロジェクトを共に考え、参画してみるという考え方を持つと面白いかもしれない。
一方で著者は、参加するとかしないとかそんな主観的問題ではないことを指摘している。

この第三のプロジェクトへ取り組むことが、ホモ・デウスへの道なのだ。

2点目 〜なぜ歴史を学ぶのか?

ホモ・デウスになるということは、ある種、新時代への突入ということになる。
ホモ・サピエンスからホモ・デウスへの進化のプロセスは、いわば歴史という形で学ぶことができる。

新しい時代へ突入した時、これらの歴史はいったい何の意味を持つのか?
新時代において、旧時代を学ぶ意義はあるのか?

私たちや、私たちの子どもたちは、これまで歴史を小学校からすでに学び始めている。
特に私は、大好きなコテンラジオでほぼ毎日学んでいるが、この行為は果たして無駄なのだろうか?

私はなにも、過去から得た学びを未来へ活かそう!という大それた想いでコテンラジオ聞いていない。
私は好きでやっているから、楽しいから、それで良いと考えている。

しかし本書から、今は新時代への突入フェーズだからこそ歴史を学ぶことの大切さ・意義を教えてくれる。
本書を読んで改めて、人文知・人文科学の重要性が今後益々必要だということを理解できたし、これにすでに着目しているのが株式会社コテン深井さんたちなんだろうと感じた。

3点目 〜誰が「神」か?

私たち人類は、農業革命以降、おそらくほとんど全ての動植物を人間の支配下に置いてきた。
それでもやはり、天候など農業の生産性を支える重要な要素は、神に祈りを続けた。
しかし、科学革命以降は、これらを予測し、これら生産性に重要な要素の不安定さを補おうとする技術革新が続けられてきた。

この一連のプロセスが結果として神々の存在を否定したのだろうか?
あるいは、人類が神々の存在へ自ら成り上がっていったのだろうか?

動植物の本来の姿や気持ちを抑圧し、自らの棲家を汚染してまで私たちは「ゼウス」へと進化を遂げていくのならば、その傲慢さは果たして神に相応しい在り様なのだろうか。

むすびに(まとめ)

人生100年時代・VUCA時代・Society5.0 などなど

これらはまさに、ホモ・デウスへの道のりに我々人類が向かうことを証明する言葉なのだろうと私は感じる。
私たちは今、新しい段階の時代にある。

このホモ・デウスへの道は、一方で人類凋落の道にもなりかねないと著者は指摘している。
だからこそ、そうならないための考察というのが本書の基本的方針/構想なのである。


以上です。

正直感じたことの3点目は、1点目のヒント的になってしまったかもしれません。
ちょっと構成を間違ったかな??笑
直すのも大変面倒なので、このままいきたいと思いますw

ありがとうございました!!

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