【考える力がつく本】 書評#86
みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。
自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
今回は、よく読ませていただいている池上彰さんです!
本書は文字通り、「考える力」とそのために必要なインプット、最終目的となるアウトプット、この一連に関するものです。
ヘッダーは、ia19200102さんの作品を使わせていただきました!
本書にぴったりの作品です!!
本書では主に、「Thinking」の部分を取り扱いますが、そのための前後にも着目していますよ!!
見事に的確に図解されているので、言葉で説明するのがとても楽ちんで、本当に感謝です♫
ありがとうございます!!
目次
基本情報
池上 彰(著)
プレジデント社 出版
2016年10月3日 第1刷発行
全260ページ
読書所要期間1日
購入先
本書ももちろんバリューブックスさんです!!
社会への貢献具合が半端ない!!
いつもありがとうございます!!
私が本書に出会うきっかけ
著者の本は、これまでたくさん読んできた。
目の前に積読のものもある。
私にとって、出口治明さんに並ぶお世話のなり具合であるw
出口さんの本は、私のこの活動の第1号!!
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しかし、振り返ってみれば意外と著者の本についてこのnoteで一つも書いていなかった。
というのも、このnoteでの取り組みを始める前によく読んでいた、著者の本と出会って色々考えてアウトプットするようになったと言っても過言ではないかもしれない。
今回、私のnote史上初の著者の作品をお届けしたい。
この本の本質
活字離れが叫ばれる昨今。
若者世代で特に顕著との言説もあるが、大人も読まなくなってきているとの指摘も一方ではある。
各種SNSやオンデマンドサービスなどにより、楽しめるもの・時間が潰せるものが多種多様になった。
そんな現代にあっても、やはり重要になってくるのが読書。
その読書を通じて、世の中への見方・考え方について、筋肉を鍛えるかの様にトレーニングする習慣づけのヒントを与えてくれるものである。
この習慣が、私たちの生活や仕事をスムーズに進めてくれると著者は指摘している。
私が感じたこと
1点目 〜本書の構成の工夫
前半パートとなる第1章から第6章は、良質なアウトプットをするにあたり重要な『考える』という行為のために必要なインプットの、とりわけ「読む」にフォーカスして、
・著者が
・何を
・どのように
インプットしているのかを教えてくれるものとなっている。
一方後半パートとなる第7章は、一章だけではあるが、第1章から第6章と同じ位の紙幅を割いている。
そこでは名だたる企業の代表者たちが、
・どういった本を読むことによって
・どういったインプットをし
・どういったアウトプットに結びつけているのか/成果を出しているのか
といったことを通じて、経済を牽引する人々のプライベートと仕事のそれぞれの様子を垣間見ることができる。
第7章を読んで強く感じるのは、一流の企業のトップたちの考え方の凄さはさることながら、著者の質問やあいづちのクオリティ、つまり良質なアウトプットがとてつもなく光っている。
以上のことから私が感じたこととはつまり、著者だけでなく、あらゆる方々の考え方を多角的にうかがい知ることができる構成となっている点に秀逸さを感じたということである。
2点目 〜本書から感じる、noteを始めてわかった私自身のこと
冒頭第1章で、伝えることの難しさについて触れられていた。
本書では、著者が”週刊こどもニュース”を担当している時や、入社当初は警察署に出入りして取材していた時のエピソードで例えられていたのだが、最も印象に残ったのは「送検」について。
一口に送検といっても、書類送検と身柄送検があるということなのだが、上司からは、
「中学生でも分かるように」
「書類送検なんて難しいことを書くな」
「書類が検察に送られたと言え」
といったことを指摘されたという。
私にとっても、みにつまされる思いである。
例えば仕事における、いわゆるプレゼンなどをする時、どうしても専門用語を出してしまう。
もっと言えば、何が専門用語なのか分からずに、当たり前に使ってしまうということがある。
これを用いずに表現することの難しさを日々痛感している。
そしてもう一つの事例が、このnoteでの取り組みである。
私はこの取り組みにおいて、本を読んで「思ったこと」「感じたこと」を伝えることでその本の面白さを伝えていきたいと考えている。
その意味合いにおいて「書評」と銘打っているのであるが、その思ったことや感じたことを「なぜそう思うのか?」という点に関して伝える弱さがあると痛感している。
その点、一流の芸人さんの話芸はとてつもなく素晴らしい技術であると感じる。
知識ゼロの方など幅広い方々へわかりやすく伝え、かつ、笑いを誘う。
これは本書でいう「考える力」のフル活用、極地ではないかと考えている。
これら芸人さんが「話で伝えるプロ」ならば、著者は「活字で伝えるプロ」である。
著者の場合、もちろんテレビなどでものすご〜くわかりやすく伝えてくれるという点でもプロであるのは間違いないが、いずれにしてもこれはすなわち『考えるプロ』であるのだと感じた。
また「なぜ」が弱い気がする・・・w
つまり、わかりやすく伝えることができるということは、その人が吟味して考え抜かれた極上の最終成果物としてのアウトプットであるから、『考えるプロ』と言えるのではないか?ということである。
むすびに
考える力がつくと、見えてくる世の中の出来事や理の解像度がグッと上がる。
そうなれば、世の中がより楽しく、より幸せに過ごすことができるのではないでしょうか。
俗に言う頭の良い悪いは、テストの結果などで表されることがありますが、私はこの解像度の高さ、つまり、考える力の有無やその量の多寡と質の高低が決め手になるものと考えています。
以上です。
こうして読書した後のアウトプットが、最も「考えさせられる」瞬間の一つです!
このnoteでの読書感想・書評の取り組みは、私の文書力向上が目的で始めましたが、考える力の向上にも大きく寄与しているのだと認識させられました。
(向上したかどうか、結果はさておいて・・・w w)
ありがとうございました!!
もしサポートしていただけるならば、現在投稿の軸にしている本の購入やパピーウォーキングにかかる経費に充てさせていただきたいと考えています。