島での試み

7
記事

島暮らし 3.5 晩秋

ソムリエは遅れて海から登場する

島ビストロイベント前日。一番の心配はmarucan メンバーが来ないこと。不真面目とか誠意とかでなく、彼らは前日の営業を終えて朝イチでやってくる。つまり夜中に仕事を終え、5時には家を出て羽田を目指すのだ。朝の電車は本数が少ない。ちょっとしたアクセスの不具合で乗り遅れるリスクがある。でも、そんなこと確認するのも野暮と、朝5時に目覚め布団の中で悶々とする。

そうした

もっとみる

島暮らし 3.0 秋

気がつけば島コミュニティにいなかった

さて、目黒のワインバーmarucanメンバーに「島に行って出張marucanできる」と言われたのは夏の終わり。気づいたら、場所を貸してとお願いできる人が誰も居なかった。保育園時代もそんなにすぐにママ友が出来た訳ではなく、1年ぐらいは顔と名前が一致していない状態だったので、島に来ても全く焦る気持ちがなかった。友達ならそのうちできる、と。

が、一夜限りのワイン

もっとみる

島暮らし 2.0 夏

島の夏へようこそ

子どもの頃、「アリとキリギリス」で因果応報的にキリギリスが寂しい冬を迎えるのが、どうにも納得出来なかった。夏を楽しんで何が悪いのか。

島へと引っ越した我が家、当初の想定では夏には新居が完成しているはずで、気持ちよく海を眺めながら友人たちと語らう予定だった(が、秋を迎えた今でも建物の気配すら無い)。こんな仮住まい誰も遊びに来てくれるないかもと思っていたところ、夏休みは来客ラッシ

もっとみる

島暮らし 1.0 春

島は迎えてくれた

不安にかられてついた島の借家。すぐに生活が立ち上がる様、急いで掃除に着手。届いたワインを陳列すると心も落ち着く。石油ファンヒーターへの灯油の入れ方を誤り、玄関に溢れさせたのが唯一のつまずきか。

翌日は土地探しするうちに仲良くなった隣の隣の大三島のK少年の案内で春真っ盛りの公園へ。桜と船に見立てた木製の遊具が美しく、慣れないノンアルビールにもテンションが上がる。そのまま泊まりに

もっとみる

島暮らし 1.5 初夏

夏の始まり、40代モラトリアム

ただ今10月の大島にて、夏の始まりを思い出している。

雨は多く降ってなかった。朝はパラパラと降って気がつけば止んで、午後には透き通った海が見える。そんな日々に、私はモラトリアムに陥っていた。

会社勤めを辞めて、Webでのサービスを作ろうとし、すぐに挫折し、そしていわゆるフリーランスに。比較的長く続いているのは、技術調査のお仕事。元々文系で、地政学とかエネルギー

もっとみる

島暮らし 0.0

移住前夜、東京シックネス

島への引越しを控えた3月。マリッジでもマタニティでも来なかった、まさかの移住ブルーがおそう。家を買う(=定住)行為をしたためか、子を持ってしまったからか、本当にこれでよかったのかという思いがグッと押し寄せる。ときは桜の頃、あぁこの家に引っ越してきて初めて八幡さんの桜並木をみて感動したな、あぁこの桜は今年で見納めか、などと様々な感傷が胸をよぎる。

ママパパ友、保育園友達

もっとみる

島暮らし -1.0

移住後半年を経てようやく備忘録に着手

2017年夏、我が家ではしまなみ海道に住むということが突然決定された。 ※後述するが、移住という言葉はあまり好きではないが、この文中で度々使用される。便利だから。。。

移住場所の選定にあたり、夫は常々島が良いと言っていた。私はてっきり海外か、沖縄あたりと思っていたので「西表とか?」というと「お互い親も年だし瀬戸内海やろ」と現実的な答えが帰ってきた。ちなみに

もっとみる