田舎者文化祭2日目(恋愛編)



ご存知でしたでしょうか?



バルーンって曲がること。




クルクルつまんで組合すだけでなく、



少しだけ曲げる



とか、そんなことも出来るのです。

つまりどういうことかと言うと、ハートを作る事を思いついたのです。

難しいテクニックとかは必要ありません。ながーいバルーンを膨らませ、縛ったお尻と先の部分を繋ぎ、一つの輪を作ります。

そして、ちょうど結び目と真逆の部分、つまり、真ん中をVの字に織り込み、その織り込んだ部分を、隣のブースの肉まん屋の蒸気を使って温めます(笑)




すると。。。。







文化祭2日目の朝。販売用の商品作りはそっちのけで、メンバーには新商品と偽り、せっせと時間をかけて温め、ハートバルーンを作成。

クラスの女子達に「欲しい!」と言われないために、足早に上の階へ。


オープンに向けて、せっせと準備中の中、コソコソとハートのバルーンを届けにやって来たボーズ。

今考えたら、ハートのバルーンをプレゼントってあーた!!

好きって言ってるよーなもんやんかー




しかし!本人は気づいていない。
そんな風に見られるかもしれないなどと!!


純粋に喜んでもらえることが、何よりも嬉しいことであり、何より近づけるチャンスだと思っていた!!!←不順やないかい



ガラガラ




女子『あ、おはよー』

真ん前にいた!!


ワシ「お!おは..」

女子『ああぁぁー!!!?』

(ビクッ!!!!)

女子『めっちゃカワイイー!!すごーい♪♪』

女子『くれるがー??』



お前はジャイアンか(* ̄ー ̄)。。。


ワシ「もちろん。約束やき」

女子『ありがとー♪ねぇ見てみてー♪』


キャイキャイと嬉しそうに皆に見せに行く。


女子B『カワイイー☆』

女子C『どうしたがー?(どうしたの?)』

女子D『売りゆうがー?(売ってるの?)』



何か突っ込まれそうな空気を感じとり、すぐさまその場を立ち去る様に、教室を後にした。


あの笑顔が見れただけで、ミッションコンクリートである。どんな作戦だよ。


朝いちで大仕事をやってのけた後は、友人と共に色々と各教室を回ってみる。といってもあまり記憶に残ってないのが、全力を朝で使い切ったという事であろう(笑)

それでも、普段なかなか行くことの無い、商業科の三年生の教室では、カラオケ大会が開かれており、かなり盛り上がっていた。

前日には、体育館でカラオケのイベントもやっていたが、その舞台上でもビタミンをばらまいていた、一つ上の先輩こそ

紅白歌手 三山ひろし(芸名)
その人である。

友人とKinKi Kidsの【青の時代】を歌い上げ、教室を後にする(笑)

その他、隣の先輩クラスでは、前年度に当時興行収入でダントツの一位をとった、あの伝説の

タイタニック

の、セットが組まれ(セット違いですが、そもそも何か違うぞ!?)、船首で写真を撮るという大掛かりな人気アトラクションが行われていた。



学生生活最初で最後の文化祭は、停学を忘れさせるくらいの盛り上がりと、充実感で包まれていた。




そろそろ、片付けも始まる終盤。

風船の在庫や、管理を一人でゴソゴソ下向いてやっていると。お客様が前に立っていた。

しばらく気づかず、作業を行っていると。






『...ねぇ?』


(ビクッ!!!!)





ゆっくりと、顔を上げてみる。












『ねぇ?もう終わり?』

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